おがさわらピアノ教室|東京都練馬区

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アンドラーシュ・シフ ピアノリサイタルを聴いて

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所沢のミューズ アークホールで開催されたアンドラーシュ・シフのピアノリサイタルを聴いてきました。以前に数回聴いた事はあれど、ここ数年行っていなかったのですが、久しぶりに行ってびっくり仰天!! 15時に開演した演奏会、終演は何と18:30でした('◉⌓◉’) プログラム曲目は事前に知らされず、当日舞台でシフがマイクで曲名を告げて演奏するスタイルでしたが、開演後、J.S.バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンと6曲弾いて約1時間。てっきり休憩なしの全曲通しスタイルなのかなと思いきや、1時間経ったところでようやく20分休憩に入りました( ̄∇ ̄)   後半はシューベルト、ベートーヴェンで構成され、最後はベートーヴェンの30番のソナタ op.109でした。私にとっては懐かしい30番ソナタ、大学院の修了演奏や初めてのジョイントリサイタルでも演奏した曲です。走馬灯のようにその頃の記憶も一緒に蘇った時間でした。

シフの演奏は全曲を通し、まるで澄み切った湖のほとりに立ち、何も考えずに美しい景色に陶酔しているような錯覚を覚えます。静かで美しく、どこまでも延々と地平線が続いていくような、限りなく美しい世界を見せられている感じ。これだけ楽に何でも弾けたら疲れないだろうなぁ......( ̄∇ ̄)と何とも羨ましい視線を送りながら、3時間聴いても疲れを全く感じない演奏会でした。澄んだ水を飲んでスーッと胃の中に違和感なく吸い込まれていくような、ずうっ〜と聴いていられるピアノ、自分の世界を創り上げ、世界観を貫いた揺るぎないピアニズムです。ただ個人的には、もう少し凹凸がはっきりとした人間臭さがあっても良いかなぁと感じる部分もありました。

約2時間の演目が終了し、満場の拍手に迎えられたアンコールに入ると、「えぇっ〜!」と更に仰天。まるで泉から水が湧き出るように次から次へと繰り広げられ、合計8曲、30分!!そのアンコール曲の中には、私の大好きなブラームスの3つの間奏曲 op.117の第1番 変ホ長調もあり、陶酔してしまいましたが、この曲、本当に難しいのです。限りなく静かで穏やかな、頭の中でつぶやく独り言を音にしたような世界で、その曲の中に真に入り込まないと様にならない作品です。私も憧れる曲の1つで、いつか弾いてみたいなぁ.....と思ってはいるのですけれども...... ( T_T)

そして8曲目の最後のアンコール曲は、何とJ.S.バッハのイタリア協奏曲の第3楽章、と来ましたΣ('◉⌓◉’) イタリア協奏曲は第1楽章はともかく、第3楽章は非常に難しくヒョイヒョイとアンコールで弾くような曲ではありません φ( ̄ー ̄ ) ひゃ〜っ!!と圧巻でした。このシフというピアニスト、72歳でいらっしゃいます。脱帽。
                            
    
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2026年04月06日 23:08

デュオコンサートを終えて

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去る2月27日(金)大泉学園駅前ゆめりあホールにて、「小笠原詠子&窪田恵美デュオコンサート」が無事終了しました。今回のコンサートは全曲ピアノとフルートのデュオでの演奏で、ピアノソロ曲をアレンジした珍しいデュオ編曲版なども織り込んだプログラムでした。ピアノの屋根(ピアノの蓋の部分)を全開にしたフルコンとフルートのバランスは非常に難しく、リハーサルだけでなくゲネプロでも録音を録ってバランスを確かめつつ臨んだ舞台でしたが、ホールの響きにも助けられ、無事に終わってホッと一息(^。^) プログラムにアンケート用紙を挟み込ませて頂きましたが、かなりの数のアンケートを頂き、嬉しい限りです。観客の方の感想というのは非常に参考になり、なるほど〜と納得したりびっくりしたり('◉⌓◉’)、発見が多く、今後の糧にもなる宝物です。アンケートにご協力頂いた皆様、本当にありがとうございましたm(_ _)m

アンケートで「プログラムの中でどの曲が一番良かったか?」という質問では、後半のメインのライネッケの「ウンディーネ」ソナタの票が一番多く、演奏側としてはメイン曲なので納得ですが、何と1票差で日本のメロディ(矢代秋雄 編曲版)という驚きの結果になりました。矢代秋雄さんの編曲が素晴らしく、「荒城の月」「この道」「さくらさくら」が独特の世界観に生まれ変わった故だとも感じます。矢代秋雄さんの曲は、ピアノ協奏曲を昔聴いたことがあるぐらいなのですが、印象深い作品だったと記憶しています。この編曲を依頼したランパルにも感謝感謝!!観客の皆様が聴いたことのあるメロディを芸術的な高みに編曲してくれる、こんな作品もっと他にないかしらん? 

後半最後のメイン曲、ライネッケ作曲「ウンディーネ」は、ドイツの作家フーケの「ウンディーネ(水の精)」の物語の世界観やイメージをライネッケが表現した作品なので、後半の初めにマイクでお話を説明しました。音楽専門の方はいざ知らず、このフルートソナタを知っている観客の方は少ないと思うので、作品の解説や聞きどころをお話しできたのは良かったようで、アンケートにもそのようなお声が多数ありました。

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それはそうと後日、ご来場頂いた生徒さん達のご父兄から一番多かった質問は「緊張されるのですか?」というお声。もちろん、めちゃくちゃ緊張します☆o(≧▽≦)o☆ あの緊張感をもう少し和らげることができたらどんなに良いか......( ´Д`) 緊張しても、日頃の練習の成果で指は動くのですが、心が完全に開放されて弾けたら、もっと自由に羽ばたけるのかしらん?と思うと、まだまだ修行が足りんのだ.....と神様から言われている気がします。そう言えば、本番の舞台でよくある妙な感覚が今回もありました。「今、私、舞台でピアノ弾いてるんだよなぁ....」と幽体離脱した自分の魂が空から自分を見ているような不思議な感覚。あれは何なのでしょう......?( ̄∇ ̄)ともあれ、無事にコンサートが終わり、お世話になった方々に感謝ですm(_ _)m
                            
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2026年03月08日 23:03

ステージリハーサル

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2月27日(金)に大泉学園ゆめりあホールにて開催するデュオコンサートのステージリハーサルに行ってきました。こちらのホールは初めて使用するので、ホールの響きやピアノのタッチ、照明などを確認しながら3時間ほどリハーサルに臨みました。
普段、自宅のピアノはスタインウェイM型の為、フルコンサートピアノ(フルコン)は久しぶりです。ピアニストだけは自分の楽器をステージに持ち込めないのが苦労するところで、調律によっても全く変わるし、慣れた自分の楽器を使える人がうらやましい( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) プレトニョフぐらいになると自分のピアノを持ち込むようですが、それは天上の世界のピアニストのみですねぇ。まぁ3メートル近くもあるフルコンを自宅に置ける訳もありませんが......(笑)

フルコンは弦が長いので巻線の低音部がすごい威力、モーツァルトをフルーティストと一緒に演奏するとなると、かなりバランスに気を使います。大好きで尊敬する室内楽のスペシャリスト、エリック・ル・サージュ(ピアニスト)がパユ(フルーティスト)と演奏する時なんて、フルコンでいとも簡単にやわらか〜いppを奏でていますが......ピアノは一人で弾く方が多い楽器ですが、他の楽器の方と勉強すると勉強になる上、ピアノという楽器がいかに強い楽器であることを感じさせられます。大体、楽器の大きさがとてつもなく違いすぎるので当たり前と言ったら当たり前なのですが......Σ('◉⌓◉’)
ホールでフルコンを弾くと、いつも思う事があります。普段、国産の中型車を運転している人間が、ステージの時だけフェラーリとか大型ベンツを乗りこなすような感覚!!だって全くエンジンが違うんですもの!普段磨いている運転技術で何とか乗りこなす感じᕦ(ò_óˇ)ᕤ  少し弾いているとだんだん運転に慣れて自分の音になってくるのですが、自宅に帰って録音を聴くと、「うーん、ここは大きすぎ!!ここはもっと柔らかい音色にしなきゃ.....」と課題満載ですo(≧▽≦)o  とは言え、やはりステージで弾くととても気持ちよく、自宅では苦労していたイメージがパッと掴めたりすることもありました。本番までもう少し。ステージで自分のイメージ通りの音楽が表現できますように!

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2026年02月12日 23:12

年始の読書三昧

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最近は2月27日(金)のデュオコンサートの準備でピアノの練習と仕事に明け暮れている日々ですが、年末年始はゆっくりと読書する時間があり、小説を3種類、同時進行でどっぷりと浸かりました。外国文学のファンタジー小説、M・フーケーの「ウンディーネ(水の精)」、阿部智里さんの「八咫烏シリーズ」、日向夏さんの「薬屋のひとりごとシリーズ」。フーケーの「ウンディーネ」は、デュオコンサートで演奏するライネッケの「ウンディーネ」のイメージの元になった小説で、以前にも読んだ事がありましたが、「ウンディーネ」の練習でイメージを再構築したいと思い、曲のイメージと結びつけながらフムフム......。作曲のイメージの元になった小説があるというのは演奏の上でもイメージしやすく、「あぁこの場面は1楽章のあのメロディかしらん? ここは2楽章よね....  4楽章の激しさはここの場面だわぁ」などと読みながら想像を膨らませられます。ウンディーネは水の精ですが、音楽の世界では水の精を描いた作品が意外にたくさんあります。ショパンのバラード然り、ラヴェルの「夜のガスパール」の第1曲オンディーヌ等々。フーケーの「ウンディーネ」は、それを読んだE・T・A・ホフマンがオペラ化したそうで、そのオペラを見てみたいのですが、まだ機会がありません。E・T・A・ホフマンはドイツロマン派文学の巨匠なのですが、この方、なんと作曲家でもあるんですよね。ホフマンの小説は、シューマンが影響を受けたこともあり、学生時代に大学の図書館で借りまくった事がありましたが、「くるみ割り人形」「黄金の壺」がお気に入りです。

安倍千智さんの「八咫烏シリーズ」はミステリアスなファンタジー小説で、独特の世界感があります。その異次元の世界に引き込まれ、あたかも本当にある世界のように感じられ、一体どうしたらこんな世界を作り上げる事ができるのだろうか?とその想像力に唸ってしまいます。八咫烏は日本の神社仏閣とも縁が深いですが、古寺巡りが趣味の為、神社に行ったら想像が膨らみそう♪(´ε` )リアル感があります。アニメにもなっていて、これが小説のイメージとピッタリ!!現在、8巻に突入(^。^)

日向夏さんの「薬屋のひとりごとシリーズ」は、何年も前に発刊されたライトノベルスですが、その後コミック化され、さらにアニメ化され、今やそれが全世界で人気沸騰中です。アニメは実に原作を忠実に再現しており、さすが日本のアニメ文化は質が高いなぁΣ('◉⌓◉’)と感心してしまいます。確か、映画で実写化されるというニュースも見た記憶が..... 「薬屋のひとりごと」は中国をモデルにした小説で、唐の時代なのだと思いますが、その時代背景も非常に勉強されて書かれています。また、漢方系の生薬である牛黄、鹿茸、冬虫夏草など、現在でも健康食品として名高いものが沢山出てきて、日頃ちょっとお世話になっている健康食品にも含まれていたりするので、ほうほう!!とほくそ笑んでしまいます。

仕事とピアノの練習で家に閉じこもる時間が多い中、読書にどれだけ楽しませてもらっているか..... 「八咫烏シリーズ」も「薬屋のひとりごとシリーズ」も、まだまだ先が長いので当分楽しめそうです(^。^)
                           
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2026年01月15日 23:11

新年の舞

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明けましておめでとうございます。お正月と言えば初詣ですが、近くの氏神様、氷川神社に初詣に行きました。年始は奈良や京都の古寺巡りをするのも好きなのですが、今年は自宅でゆるゆると読書三昧の年末年始でした。氷川神社ではお能の面を着けた神楽舞を見ることができたので、おぉ〜これはお正月らしい♪(´ε` )と写真をパシャパシャ。神社に初詣に行くとよく神楽鈴を持った巫女さんの舞を見かけますが、能面をつけての神楽舞は初めて見ました。お能の面は様々な種類がありますが、あのお面は小面(こおもて)かしらん? お能の面というのは実に不思議で、能舞台での顔の角度や仕草によって明るい表情になったり悲しみを帯びたりします。般若の面をつける「葵の上」なんて度迫力、初めて生で見たお能がたまたまこの演目で、その晩はリアルに夢に出てきたほど強烈でした。氷川神社の神楽舞、初めは扇子、次に神楽鈴と御幣(みてぐら)、そして神楽鈴と米の穂と、持つものを次々と変えて舞っていました。五穀豊穣を祈願しているのでしょう。久しぶりに能面を見たら、生のお能が見たくなってしまいました。日本の伝統芸能の中で、個人的にはお能に一番惹かれますが、去年見た映画「国宝」の影響で歌舞伎も今年は見てみようかな? 2月のコンサート本番が終わったら、歌舞伎やお能の舞台を探してみようかしらん(^。^)  ただ、この演目が見たいなぁと思っても、お能は実施日が歌舞伎に比べて圧倒的に少ないのが難点です。「井筒」「羽衣」と言った演目が好きですが、果たして今年どこかでやっているかどうか.....探してみようかしらん


 氷川神社 神楽舞 IMG_0702_コピー IMG_0695_コピー_コピー
                            
          


                          


            
                 
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2026年01月06日 23:05

デュオコンサートのお知らせ

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来年2月27日(金)に大泉学園駅前のゆめりあホールにて、ピアノとフルートのデュオコンサートを開催する予定です。演奏はフルートは窪田恵美さん、ピアノは小笠原詠子でお送りします。この一年半、選曲に苦労しながら練習を重ねてきました。フルートはロマン派の作品が少なく、色々な曲を譜読みして練習してみては、やはりこれはピタッと来ない、と試行錯誤して、ようやく曲が決まりました。モーツァルトのロンドに始まり、きらきら星変奏曲(ママ聞いてちょうだいの主題による変奏曲)、シューマンの幻想小曲集op.73、メンデルスゾーンのロンド・カプリッチョーソが前半、後半は「荒城の月」「この道」「さくらさくら」の日本の作品3曲と、ライネッケのソナタ「ウンディーネ」です。

モーツァルトのロンドでさらりと始まり、きらきら星の歌としてよく知られる変奏曲までは前菜、と言ったところでしょうか。シューマンの幻想小曲集は、スーパースターのフルーティストのエマニュエル・パユのCD録音を聞いて、おぉ!これは深みのあるドイツロマン派らしい曲を見つけた!と思って取り組みました。3曲で構成され、1曲目は濃厚に始まり、2曲目は溌剌と明るく、3曲目は躍動感に溢れます。元はクラリネットとピアノの為の曲ですが、フルートでも素敵です。メンデルスゾーンのロンド・カプリッチョーソは、ピアノ曲をフルート&ピアノ版にアレンジしたもので、ほぼ原曲に近い感じ。元がピアノ曲だけにピアノが動き回り、とても華やかなです。

後半のプログラムの日本の3曲は、矢代秋雄さんという日本の作曲家が以前に編曲したものですが、この編曲がなかなか面白く、雰囲気があります。ランパルという世界的なフルーティストの依頼に応じて編曲されました。日本の曲を練習していると、やはり自分が日本人の血を意識させられます。妙に落ち着くというか、日本の原風景がリアルに目の前に現れます。ライネッケの「ウンディーネ」はドイツロマン派のソナタの名曲。小説家フーケーの「ウンディーネ(水の精)」を読んだライネッケが、その世界観を表現した作品で物語性があります。ウンディーネの物語の烈しさや愛情深さ、情景が表現され、最後は浄化されていくような...... 聞き応えのあるプログラムになったと思いますので、皆様どうぞ聴きにいらしてください!!
チケットのお申し込みは、このホームページの体験レッスンお申し込みサイトからでもお受けできます。

                            
          


                          


            
                 
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2025年12月16日 23:05

ピアノ教室の音楽イベント

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先日、当音楽教室のお楽しみ音楽イベントを実施しました。こういう催しは初めてでしたが、1ヶ月前に閉幕した大阪万博で撮影した映像、世界各国の民族音楽や民族舞踊など、なかなか普段お目にかかれない珍しいものを日頃ピアノを教えている生徒さん達にも、ということで2部制で開催しました。普通コンサートなどで録音や録画はできませんが、万博会場では殆どが撮影OKで取り放題、貴重な場所でした。20年前の愛知博の際はまだスマホがなく、ビデオを撮る人は少なかったように思いますが、時代が進んだことを実感します。

トルコ館の音楽は、モーツァルトやベートーヴェンのトルコ行進曲のルーツとなった特徴のあるリズムが根底にあり、赤い軍服の大きな男性達の演奏が迫力ありました。ハンガリーの民族音楽&舞踊では、ゆったりした歌からだんだん速いテンポになってクルクルと回りながら踊ります。1889年のパリ万博でドビュッシーが夢中になったインドネシアの楽器、ガムランの演奏。ベトナムの名前も知らない楽器の演奏もありました。他にもインドや南米パナマの民族舞踊、スペインのフラメンコ、サウジアラビアの民族舞踊は音楽も衣装も個性的。アフリカのリベリアの打楽器演では複雑なリズムの組み合わせが印象的でした。チュニジアのバンド演奏では、最後に演奏者がステージから降りてきて観客を巻き込んで踊り出す有り様(笑)。圧巻はポーランドのオーケストラ演奏でした。個人的には、ショパンのマズルカやポロネーズの土台になったポーランドの民族舞踊が見たかったのですが、ポーランド館のイベントは弦楽オーケストラの演奏でした。でもこれがとても良かった!!日本での万博ということで国際交流の意味か、芥川也寸志さん作曲の「弦楽のための三楽章(トリプティーク)」に始まり、ヴィニヤフスキのヴァイオリン協奏曲、最後はポーランドの作曲家キラルの「オラヴァ」という作品でした。この「オラヴァ」はラヴェルの「ボレロ」と同じく、冒頭のメロディがずっと繰り返されるオスティナートが雄大な景色へと変化、最後は目の前に大きな山が現れるようなエネルギーになり、元気になる曲です。

こんな映像を少しずつカット版で見せるイベントでしたが、生徒やご父兄が沢山参加して下さり、楽しんで頂けたのではないかと思います。普段、ピアノを通して音楽に触れている生徒の皆さんがとても自由でのびのびした感受性を持っていて嬉しくなりました。さて次はどんな企画にしようかな?

           
             第2部より IMG_0580_コピー
        
                            
          


                          


            
                 
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2025年11月20日 23:20

シエナ・ウインド・オーケストラ

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文京シビック大ホールで開催されたシエナ・ウインド・オーケストラのコンサート<ブラスの祭典2025>を聴いてきました。私とデュオを組んでいるフルーティストが所属しているプロのウインドオーケストラで、弦楽器なし管楽器と打楽器のみのオケで、主席指揮者が佐渡裕さんです。ピアノが専門の私はウインドオケにはあまり縁がなく、シエナのコンサートも初めてでしたが、とても楽しい活気に溢れたコンサートでした。全国ツアーもあるようで、部活などで吹奏楽を練習している全国の中高生には憧れの舞台なのでしょう。観客と演奏者が交わる楽しい企画もありました。プログラムは、A.リード:吹奏楽のための交響的素描<オセロ>、音楽のおもちゃ箱(佐渡裕のトークと音楽)、J.デ=メイ:交響曲第1番<指輪物語>。

音楽のおもちゃ箱では、おそらくユーモア溢れる佐渡さんが企画していると思われる愉快な催しが..... パーカッションの男性4人が身体を使ったリズムアンサンブルを展開、それを観客にもやらせるのですが、観客が難しいリズムをこなすのに驚きました(^O^☆)他にも映画音楽が出てきたり、マンボを会場のお客さんも巻き込んで踊ったり、音楽の楽しさ一杯、お祭りのような弾けた時間です。こういう演奏会は楽しいなぁ.....♪(´ε` ) と言って、クラシックの演奏家がマネできる内容ではないですが......(笑)

ウインドオーケストラでは、クラリネットやサクソフォンが低音域の楽器も駆使します。弦楽器の入るオケよりも華やかさ、キラキラ感があるように感じました。後半の「指輪物語」はトールキンの小説「指輪物語」に因んだものでしたが、映画「ロード・オブ・ザ・リング」とは全く違う作品で、小説の世界観を表現しています。「ロード・オブ・ザ・リング」は私の一番好きな映画の1つで数十回は見ているかしらん?....... 音楽を少し聴いただけで場面がパッと浮かんでしまうほどですが、J.デ=メイの「指輪物語」を聴きながら、あ〜これはあの場面かなと想像を膨らませて楽しみました。最後のアンコール曲「星条旗よ永遠なれ」は、どうやら毎年恒例の行事らしく、楽器を持ってきた観客が舞台に上がって一緒に演奏する趣向でした。当然舞台はぎゅう詰めのラッシュ状態、でもとっても楽しそう!!客席も手拍子で参加し、舞台と客席が一つになりました。アンコールのみ撮影OKだったのでパシャリ。

 アンコールで IMG_0564_コピー

 


                            
          


                          


            
                 
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2025年11月11日 23:18

ユトリロ展

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新宿の損保ジャパン美術館で開催されているユトリロ展を見に行きました。ユトリロの描くパリの街や建物は独特の陰鬱さがありますが、同時にとても惹かれます。人をほとんど描かないのに、なぜか建物の中にいる人を想像してしまう、生きた建物というのでしょうか、人の気配があります。ユトリロの絵ばかり、これほどの数を見たのは初めてでしたが、子供の頃からアルコール依存症で幾度となく入退院を繰り返し、苦しい青春時代を送った孤独感がじんわり絵に滲み出ていて、魅力的なのだけれど、ざらりとするものがあります。展覧会で後ろの方に展示された絵は、結婚して幸せ感が出てきますが、苦しい時代に描かれた絵の方に魅力を感じるのは皮肉なものです。

最近の美術展は、スマホで写メを撮って良いものも増え、今回のユトリロ展も殆どの絵が撮影可能でした。絵を見ながら歩く時間は至福の時ですが、自分の心に照らし合わせて、どの絵を
撮って帰ろうかな?と撮影ポイントを探すのも最近のスマホ対応の美術展ならではかもしれません。この日の一番のお気に入りは「ラパン・アジル」、次がちょっと地味目の「サン=ピエール広場から眺めたパリ」

「サン=ピエール広場から眺めたパリ」IMG_0518_コピー

斬新でインパクトのある「マルカデ通り」IMG_0523_コピー



ちょっと怖かった絵が「サン=ディディエの教会、ネイロン」IMG_0530_コピー
この教会はゾゾゾっとします。見ていると吸い込まれそう。一度見たら忘れない感じの絵ですね。

晩年の幸せな時代に描かれた「ボワリエール・エコールの教会と通り」は、とても美しい絵なのだけれど、綺麗すぎてユトリロ独特の魅力が少し薄いような.....

「ボワリエール・エコールの教会と通り」IMG_0534_コピー
 なんて随分勝手なことを一人で考えながら絵に浸った幸せな時間でした。



    


                          


            
                 
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2025年11月05日 22:05

映画「国宝」

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夏頃からずっと気になっていたロングランの映画「国宝」を観てきました。上映時間3時間!という長い映画でしたが、飽きることなく食い入るように見入ってしまい、心にズシンと残る名画でした。吉田修一さんの小説「国宝」の映画化で歌舞伎役者の世界を描いたものですが、芸の道の奥深さ、また恐ろしさも伝わり衝撃的でした。音楽と歌舞伎の世界は違いますが、芸術の本質では共通するものがあり、あぁ私もこういう感情を感じたことがあったなぁと痛感する場面もありました。映画の中で主人公が、ライバルの務める舞台を見て努力では到底敵わない持って生まれた才能、頭で殴られるような衝撃を食らい、自らその世界を去るシーンがあります。世の中にこういう人っているんですよね...... 私も数十年前に一人、そういう異常な才能を持つ人に出会ったことがあります。人の演奏を聴いて、その人の中身が全部透けて見えてしまうような人。自分のそれまで培ってきたものが一瞬で変わり、自分のやってきた事が恥ずかしくてたまらなくなり、自分が嫌になるような、人生がガラリと変わってしまう、そんな一撃でした。ただそこで感じたもの、学んだものが私の原点となり、それまで見えなかったものが見えるようになり、今の自分に繋がっているのですから不思議なものです。あの時間がなければ私は音楽の深淵を知る事もなく演奏を続けていなかったかもしれず、今となっては人生の宝物です。

それにしても「国宝」のキャストの吉沢亮さんと横浜流星さんの歌舞伎の演技は圧巻でした。歌舞伎やお能の仕草や身のこなし、声の出し方など、まるで梨園の家に生まれ育ったような演技で、さぞ凄まじい練習をしたのだろうと想像を絶するものがあります。私は個人的には歌舞伎よりもお能の方が内面的で好きなのですが、歌舞伎も見てみようかなと思わせられました。歌舞伎役者の役者さんがキャストを務められたなら、すぐできるであろう歌舞伎の演技を、全くやったことのない俳優さんがよくもここまで人を感動させられる表現に辿り着けたなぁと感じます。身体の内から滲み出る色気、心の底から感じて役になりきる表現力。映画に圧倒されてガイドブックを買ってしまいました( ´∀`)
                            
          


                          


            
                 
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2025年10月20日 23:18

おがさわらピアノ教室

【電話番号】 080-8132-4676

【住所】 〒177-0044
東京都練馬区上石神井3丁目

【営業時間】 <レッスン時間>13:00-20:30
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【定休日】 不定休

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