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2025年2月の記事:ブログ

東野圭吾「架空犯」

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小さい頃から読書好きでよく図書館に通っていましたが、中でもミステリー小説のジャンルはシャーロック・ホームズ、アルセーヌ・ルパン、エドガー・アラン・ポー、松本清張、横溝正史、藤原伊織、宮部みゆき、乃南アサなど繰り返し読んできました。最近はなかなか図書館に通えていませんが、代わりに本屋さんに行って本を物色したり、電子本も便利だなぁと傾倒しつつあります。実は電子本は出始めた当初、「本は紙で読むべし!という信念と昔からの習慣に基づき、断固として電子本は買わない派でした。しかし電子本は紙の本に比べて持ち運びの必要なし、ダブル読み(2冊を同時並行して読む)でも重さゼロ、旅先に何冊でも持っていけて、スマホやiPadのクラウドに何十冊どころか数百冊でも入れておけます。スマホとiPadで共有し、途中までスマホで読んで、その先をiPadで読む、なんてこともできちゃう。おまけに字の大きさを自由に変えられるのが何とも楽で、寝る寸前の暗がりでもスマホの明かりで読めてしまう、なーんてことを覚えると、最近は電子本びいきになりつつあります。

そう言えばコンサートの舞台でも、電子楽譜が台頭してきています。時代は変わるものですね。iPadに大量の楽譜を入れ、それをピロっとめくって演奏するスタイルです。フルート界のスーパースターのパユなんて、iPadの楽譜をめくるスイッチを足でチョンと押すスタイルをかなり前から実行しています。最近の若い方は、ピアノ伴奏などでiPadを使う方も増えてきました。ただ、ピアニストの場合、左右の足で2つないし3つのペダルを使うわけで、これにiPadのスイッチとなるとねぇ.....足でスイッチを押して楽譜をめくる時代が来ようとは思いませんでしたが、以前「徹子の部屋」で作曲家の岩城太郎さん(高校の先輩)がそんな事ができるようにしたいんだ、と言っていたのを思い出しました。ただ、ピアノ譜は単旋律ではないので音符が多く、めくるタイミングがすぐ来るし、めくり損なったら.....と考えただけで恐ろしい悪夢を見そうです(笑)だってiPadは、フリーズという状態も起こりうるわけで......iPadで演奏している音楽家は皆さん勇気があるなぁ.....

ただ、こんな電子化の時代に至っても、人気作家の東野圭吾さんは、電子本に反対?、或いはお嫌い?なのか、或いは出版社の策略か?、どうしても書き下ろし作を電子本にしてくれません( ´Д`) 今、どこの本屋さんでも一番目立つ場所に輝かしく飾ってあるミステリー小説の「架空犯」。店頭でこの本を見るたび、欲しいなぁ、読みたいなぁ、でも分厚くて重そうよねぇ...と迷いつつ、やっぱり文庫本になるまで待とう!と後ろ髪を引かれながら帰っていたのですが..... いつ文庫本になるかもわからない訳で......何度か本屋でこの本を横目で睨むうち、とうとう欲求に負けて買ってしまいましたo(≧▽≦)o 家の本棚はパンク状態ですが..... でもこの小説、面白くて読み始めたら止まりません。先を読み進める時間を確保するべく、夕食のおかずを手抜きにし、夜更かしを続け.....  読破しました♪( ´▽`)  さて、もう一度じっくり時間をかけて読み直すか、それとも違う作品に突入するか......と考える時間も楽しいものです。
                          


            
                 
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2025年02月26日 22:45

アレンジいろいろ

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フルートとピアノのデュオコンサートで演奏する曲を色々と模索中ですが、今回はメンデルスゾーンのピアノ曲のアレンジ版を1曲入れてみようかという話になりました。フルートという楽器は、他の楽器に比べて曲が本当に少なく、特にロマン派の作品が圧倒的に無いので困っています_(´ཀ`」おそらくロマン派の時代にフルートの名手が現れず、フルートの為の曲が全然作曲されなかった、というのが理由のようです。そこで現代のフルーティストのスーパースター達が、ヴァイオリンソナタやクラリネットソナタなど、フルートとピアノで演奏できそうな曲をあの手この手で演奏会プログラムやCDに用いています。そんな中、メンデルスゾーンのピアノ曲「ロンド カプリッチョーソ」という曲のフルート&ピアノ版のアレンジ楽譜が出版されているのを知り、練習してみようかという事になりました。フルートの相棒と私がまず自分のパートを練習して、いざ合わせに臨むわけですが、初合わせまで約10日という頃、彼女からLINEが来ました。彼女が持っているアレンジ版の楽譜が2冊あり、ふと比べて見たら楽譜の中身がまるで違ってびっくり(˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾  どの版で練習してますか?とのこと。それを聞いた私もビックリ!!私が練習してるのはこの版だけど.....と伝えると、何と彼女が練習していたのは違う版......(笑)

ヴァイオリンソナタやクラリネットソナタをフルートとピアノ版で演奏する場合、元の楽譜と音はさほど変わらないのですが、原曲がピアノ曲となると、そりゃ編曲によって全く異なるのは当たり前で、二人で大笑い......彼女が私の方に頑張って合わせてくれました。このあたりが、作曲や編曲を手がけたことのない演奏家のちょっと抜けているところなのでして.....( ˊ̱˂˃ˋ̱ )ただ、2冊の編曲を比べてみて、な〜るほど('◉⌓◉’)と面白かったのは、片方は原曲を忠実にフルートとピアノで分け合って無難にこなしているもの。もう片方は、新しいパッセージや和音が入り、編曲者の個性や粋な計らいが感じられるもの。う〜ん、こんなに違うのかぁ.....⊂((・x・))⊃  さてどちらを選んだか?結果は後者となりました。各自の練習もやり直しです(笑)

フルーティストのスーパースターであるパユやブリアコフは、曲が少ないのをカバーするべく、ご自身でアレンジしたり、作曲家に頼んだりしてどんどん新曲を開拓しています。いいなぁ!私たちもそれを模倣してやりたいのですが、そういうスーパースターは、アレンジ楽譜を自分の為だけに作るので、楽譜に仕立ててくれません( *`ω´) 出版してくれたら沢山買ってあげるのに....... 自分で編曲なんて曲芸はできないし.....知り合いの作曲家は何人かいますが、アレンジ?えぇ〜それだったら自分の作品を演奏して欲しいなぁ....なーんて言われそうだし......なかなか難しいところです。他にも何かピアノ曲をアレンジできないかしらん?悩みは尽きません.....



                          


            
                 
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2025年02月20日 23:33

アレクサンドル・タローのバッハCD

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昨年行ったアレクサンドル・タロー(ピアノ)とジャン=ギアン・ケラス(チェロ)の演奏会で買ったCDが最近とてもお気に入りです。アレクサンドル・タローのピアノソロのCDで、全てJ.S.バッハの曲ばかり、タロー編曲による曲も多く、原曲のジャンルも幅広いものになっています。このCD、冒頭から心に染み入るように美しく、まるで天上の音楽です。伸びやかで、自由に羽搏くような自由さと潤いに満ち、以前覚えた「はるけさ」という言葉が似合います。この「はるけさ」という言葉は、愛読書のフルトヴェングラーの「音と言葉」という本で覚えた、バッハの本質について書かれた記述の中の一節です。高校生の頃に初めて読んだ時、なんてピッタリな言葉かしらん♪( ´θ`)と嬉しくなり、以来お気に入りの言葉になりました。

このCDを聴いていたら、精神安定剤にしている教会カンタータBWV182の中の数曲とか、自分で編曲できたらなぁ......_:(´ཀ`):と思ったりもするのですが、こればかりはうーん何とも.......(˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ 作曲家と違ってこういう時に使えないのがピアノ科なのでして...... もしスコアから頑張ってアレンジできたとしても、いざリサイタルで弾くとなると、編曲⚪︎⚪︎⚪︎と名前を出すなんて恐ろしい事はとてもとても......(˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ といって誰か作曲家に頼むにしても、バッハをちゃんと研究している方でないとなかなか難しく....この企画は葬り去るしかありません(笑)

バッハが生涯で作曲した曲は大変な数で、カンタータだけでも200曲以上だったかな? 高校時代の恩師で芸大の作曲科出身の先生がバッハ大好き人間で、それがカンタータに出会ったきっかけでした。この先生がご自宅で開かれていた教会カンタータのレクチャーに何度となく通ったのを思い出します。小さい頃からバッハは好きでしたが、この先生にマタイ受難曲の色々な場面の説明やら、カンタータの魅力を教わってさらにバッハ好きに......( ´ ▽ ` )。高2の時の学園祭の演奏会では、伴奏法の授業で使っていたチェンバロを借りて、2本のヴァイオリンのための協奏曲を友人2人と演奏しました。あれは練習楽しかったなぁ.....ただ.......( T_T) !!本番の演奏は悲しい結果となりました。チェンバロという楽器、これは古楽器なので、現代の楽器と対等に演奏できるものではないのです。チェンバロの置いてある楽器庫で練習していた時はわからなかったのですが、良く響く演奏会ホールに出した途端、チェンバロの音はヴァイオリン2本の音に完全にかき消され、ほとんど聞こえなかったそうです。経験の浅い未熟な高校生ならではの出来事でした(笑)苦い思い出になりましたが、なかなかチェンバロなんて触れないので良い経験させてもらったなぁ....  社会人になってチェンバロという楽器を少し勉強し、ピアノでの演奏にも繋がっています。これも元を辿れば、高校の伴奏法の試験でチェンバロを使って古楽器の先生(通称ゴッツ)と演奏したバッハのフルートソナタでした。そして更に、そのフルートソナタが演奏したいなぁと思っていたらフルートの今の相棒に巡り合い.....人生、いろいろと数珠繋ぎになるものですね.....
                          


            
                 
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2025年02月05日 23:22

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