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2025年5月の記事:ブログ

イメージの魔術師エロール・ル・カインの世界

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子供の頃、趣味で絵を描く母が「ステキな本があったよ!」と見つけてきた本に魅入られたことがありました。エロール・ル・カインという挿絵画家の描いた絵本です。大人になってから偶然その絵本に再会し、日本語で出版されている本を少しずつ集めて20冊余りになります。イメージの魔術師と言われる「エロール・ル・カイン」は1989年に若くして亡くなった挿絵画家ですが、イギリスを代表する絵本作家として現在でも高い評価を受けています。絵本の挿絵と言っても非常に芸術性の高いもので、描かれた人物、模様、風景を見ているとその世界に惹き込まれ、想像が広がります。先日、八王子夢美術館で「エロール・ル・カイン展」が開催されているのを知り、出かけてきました。挿絵の原画、スケッチなどが展示されていましたが、絵本とは違う奥行きや深みがあり、ステキなひとときを過ごしました。量販される本の紙質はテカるものが多い為、絵の具の陰影まではなかなか全て出しきれない部分もあるようです。日本では出版されていない本の挿絵も多数あり.......あの本買えないかしらん?☆*:.(≧▽≦)..:*☆

エロール・ル・カインの絵は、物語の内容によって全く違うタッチに変幻自在で、一人の画家がこんなにも変身するのかと驚かされるばかりです。ギリシャ神話の「キューピッドとプシュケー」などは挿絵が全てモノクロ。でもギリシャ神話のように内容の深い物語には、白黒だけの世界が非常に似合います。お姫様ストーリーの「シンデレラ」は、シンデレラのドレスの模様が芸術的すぎて格調高い作品になり、一般的に連想されるストーリーとはかけ離れてしまう程です。他にも「ハーメルンの笛吹き」などはブリューゲルのような感じになり、インドを舞台にした物語ではアラブ系の絵に、東洋のお話はエキゾチックに変身します。私の一番のお気に入りは「いばらひめ」で、この絵を見るとラヴェルの音楽が浮かびます。内容は「眠りの森の美女」なので、チャイコフスキーのバレエ音楽が浮かんできそうなものですが、なぜかラヴェルの世界観に思えてなりません。

音楽と絵と物語は密接な関係があり、音楽を聴いて絵が浮かぶこともあれば、絵を見て音楽が浮かぶこともあり、音楽は常に何かしら物語を語っています。何年か前、レッスンしていた子供の生徒さんが雪の情景の曲を弾いている時、ルカインの「雪の女王」の挿絵を見せたらイメージが繋がって表情がとても豊かになったことがありました。正に百聞は一件にしかず、ですね。雪がもうもうと降る中をソリで果敢に進むような場面の曲、子供が雪景色を見上げている様子を描いた曲。作曲家の頭の中の光景やお話を、音として紡いでいくのは楽しいものです。

著作権の問題があるので本の中身はお見せできませんが、表紙だけなら良かろうと思うので、いくつかご紹介したいと思います。エロール・ル・カインの挿絵をたくさん載せた集大成のような本も出ています。このイメージ豊かな絵本を生徒さん達にも見て欲しいと思い、自宅のレッスン室の一角に並べることにしました(^ ^)

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2025年05月26日 23:22

大阪万博の民族音楽

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以前から楽しみにしていた大阪万博に行ってきました。3日間の滞在でしたが、世界各国の文化、芸術、最先端技術、郷土料理などに触れられる楽しい体験となりました。日本の企業が力を尽くしてのパビリオンはさすがに内容が濃く、普段はあまり興味を持たない分野にも視野が広がりました。2ヶ月前までの抽選予約や追加予約などで、日本館、住友館、三菱未来館、大阪ヘルスケア館を体験できましたが、どこのパビリオンも驚きや感動があって刺激だらけです。大阪ヘルスケアパビリオンでは25年後の自分が映し出され、実家の母に似ていて大笑い、そして昨今の技術の凄さにビックリ('◉⌓◉’) 個室ブースで5分程立ってデータを取るだけなのに、これほどの事がわかるのかと仰天です。日本館では微生物がゴミをエネルギーに変える様を目の当たりにし、三菱未来館では宇宙の神秘を考えさせられ、住友館では自然を模した空間の幻想美に癒されました。

そして個人的に一番目的だった海外パビリオンの民族音楽や民族舞踊などの催しは、音楽を専門にしている者としては非常に楽しく勉強になりました。ハンガリー館では美しいハンガリーの民族衣装を着た女性の歌と踊りが見られ、おぉ〜ハンガリー舞曲だぁ....と納得♪(´ε` ) トルコ館主催の催しはトルコ行進曲の元になった軍隊行進曲を思わせる演奏で、民族衣装を纏った大きな男性達が大音量で奏でる音楽が強烈でした。サウジアラビア館ではクラシック楽器でアラブの民族音楽が奏でられ.....  万博会場の屋外あちこちにちょっとした舞台があり、ワンピースのような衣装を着たサウジアラビアの男性達が民族音楽に乗って踊っていたり、マレーシア館前ではマレーシア人の民族舞踊に一般人も混じって踊るなど、普段見られない芸術文化に触れられました。会場が広すぎて3日間とも11〜13キロ歩いて足が棒になりつつ、まだまだ他に見たいものが山積みでした。ミニミニ世界旅行のような体験ができる機会は他にないので、また行ってしまうかも?
                          

トルコの民族音楽IMG_5788_コピー      IMG_6524_コピー_コピーサウジアラビア館

マレーシアの民族舞踊IMG_6921_コピー       IMG_6927_コピー_コピーサウジアラビアの民族舞踊

            
                 
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2025年05月02日 23:12

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