おがさわらピアノ教室|東京都練馬区

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万博から得る豊かな世界

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今年の夏は猛暑どころか酷暑となっていますが、万博熱は高まっているようですね。かく言う私も万博の面白さにすっかりハマってしまい......思えば1889年のパリ万博でドビュッシーが東洋の楽器や美術品に衝撃を受け、夢中になってしまったエキゾティシズムからドビュッシーの名曲がたくさん生まれた訳ですが、ちょっとその気持ちがわかったかも?今回の万博は音楽と映像が一体になったものが多く、視覚からも聴覚からも刺激をたくさん受けます。

万博会場の海に面したウォータープラザで毎日開催されている噴水ショーでは、数十メートルの幅で水が相当な高さまで噴き出て、壮大な音楽に合わせて右へ左へと踊り回り、音楽を水で表現していました。リストの作曲の源となった「エステ荘の噴水」の噴水はどんなだったかしらん?と想像しながら、爽快な気分に......
ベトナム館では、3人の奏者による民族音楽の実演があり、名前も知らない楽器の音が新鮮でした。琵琶に似たもの、太鼓、もう1つは竹でできた楽器です。ヨルダン館では、ヨルダンから運ばれてきたサラっサラの砂場に裸足で入り、360度ぐるりと張り巡らされた砂漠の夜空を見ました。非常に美しかったです。夜の砂漠というと、生徒のレッスンで教えているカバレフスキーのソナチネ第1番の第1楽章の第2主題や第2楽章は、なぜか目の前に夜の砂漠の景色が浮かびます。正にその世界..... ヨルダン館の2階では天然石を使ってコースターを作るコーナーがあり、記念に作ってみました。アイルランド館では来場者が触れられる小さめのハープがあり、ハープに初めて触り..... 意外に柔らかい弦の感触でした。

  ベトナム館民族音楽 IMG_9028_コピー       
 ヨルダン館で作ったコースターIMG_0118_コピー

ウズベキスタン館ではサマルカンドブルーの建物の映像が美しく、ネパール館では曼荼羅を細工した彫刻に目を見張り、ペルー館ではナスカの地上絵の研究を山形大学が行なっていることに驚き.....ナスカの地上絵ってなんと893点もあるんですね!! トルクメニスタンなんてどこにあるかも知らなかった国の展示も面白く...... トルクメニスタン料理、レストランが行列で入れませんでしたが、食べてみたかったなぁ.....ʅ(◞‿◟)ʃ カタールやオマーン、サウジアラビアなどのアラブ系の国は、おもてなしの心が伝わってくるパビリオンでした。砂漠の国に共通した感覚のような気がします。   
              ウズベキスタン館映像 IMG_8980_コピー
                  
イタリア館は芸術を前面に出した展示で、共同開催でバチカンから持ってきたカラバッジョの名画、古代ローマ時代の彫刻「ファルネーゼのアトラス」、ミケランジェロの彫刻「キリストの復活」に暫く魅入ってしまいました。「ファルネーゼのアトラス」のような名品は、なかなか美術展でも日本に来ないので、さすが芸術大国は凄いものを持ってくるなぁという感じです。腕の血管まで詳細に彫られていました。絵と違って彫刻は非常に重いので、なかなか日本まで来てくれないんですよね..... 酷暑で行列だらけの万博、朝から晩までの滞在は疲れますが、知的好奇心を満たすには余りある世界でした。

  イタリア館「ファルネーゼのアトラス」IMG_7383_コピー_コピー_コピー




            
                 
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2025年08月05日 11:05

北海道ガーデン巡り

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以前から行きたかった北海道のガーデン街道巡りをしてきました。北海道と言えども夏はやはり暑いんですね、帯広はなんと36℃!! 帯広〜旭川方面にガーデンが点在し、車で移動しながら7つのガーデンを散歩。お菓子の六花亭が経営する六花の森と中札内美術村や、十勝ヒルズ、真鍋庭園、柴竹ガーデン、十勝千年の森、そして富良野のファーム富田です。六花の森では青い空と小高い丘のコントラスト、美しい白樺のトンネルがとても印象的でした。丘の上にドーンと置かれたロダンの「考える人」に似た丸っこい石像が、妙に風景にマッチしてクスッと笑えます。

    六花の森 IMG_6946_コピー  IMG_6923_コピー
少し離れたところに、同じく六花亭の経営する中札内美術村があり、小さな美術館7軒を歩いて回ります。静かで人気も少なく、絵もなかなか見応えがありました。個人的には百瀬智宏さんの絵に一番惹かれ、最初は写真かと見まごうほどでした。北海道の風景の描写が本当に美しく、絵を見ていると木の葉が川に舞い落ちる音や、雪のサクサクした音が聞こえて来そうです。東大寺の襖絵を手がけた小泉淳作画伯の絵も印象的でした。襖絵の題材にもなったハスの絵は、ちょっと狂気を感じるほど。帯広駅に程近い真鍋庭園は、大きな森を切り取った感じの庭園で、木陰がたくさんあって癒されます。大きな樹木がこんなにあるガーデンもあるのだと驚きながら散策していくと、日本庭園だったりヨーロッパ風庭園だったりと景色が映り変わります。ドーンと広い丘も気持ちいいですが、木々に囲まれているとエナジーを感じます。

真鍋庭園 IMG_6999_コピー

十勝千年の森は、あまりに広大でビックリΣ('◉⌓◉’) 山まであって、この暑さでなければ登ってみたいですが、今回は平地のみに.....( ◠‿◠ )青い空と草原と山が広がる光景を、大きな木の下に座ってのんびり眺める時間は至福です。ものすごい数の蝶が飛び回り、東京では見たこともない黒地にロイヤルブルー模様のアゲハ蝶も見かけました。なんていう蝶かしらん?ただ、蝶の写真を撮るのは至難の業で、止まっていても近づくと飛んでいってしまうし、飛んでいると焦点を絞れないし......悪戦苦闘の末、諦めました(笑)木々にガラスの風鈴が無数に掛けてある「涼を呼ぶ庭」という庭があり、カラカラと鳴る涼やかな音色がなんとも心地良く......広すぎて全部回りきれないほどでしたが、ここはまたいつか来てみたい.....

       十勝千年の森 IMG_7067_コピー   IMG_8118_コピー

富良野に移動して最後に立ち寄ったのは、ラベンダーで有名なファーム冨田です。6月下旬〜7月末にラベンダーの紫一色に染まる農園で、全国からこの時期めがけて観光客が集まります。美しい紫の畑の周りを散歩していると、ラベンダーの香りが風に乗って漂ってきます。お土産屋さんもラベンダー尽くし.....紫色のものばかりが並ぶお土産屋さんは、全国でもここだけじゃないでしょうか.....( ´∀`)

             ファーム冨田 IMG_7140_コピー

帰りがけに、富良野に行くといつも立ち寄るニングルテラスというお土産屋さんで木彫りの人形を1つ買いました。「森の楽団」シリーズで、それぞれ楽器を手にしています。行く度に1つずつ集めていて、またレッスン室に1人増えました。そろそろケースがいっぱいかも.....?北海道は何度行っても良いですが、次はいつかしらん?

  森の楽団 IMG_8283_コピー
                 
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2025年07月18日 11:05

大阪万博の民族音楽

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以前から楽しみにしていた大阪万博に行ってきました。3日間の滞在でしたが、世界各国の文化、芸術、最先端技術、郷土料理などに触れられる楽しい体験となりました。日本の企業が力を尽くしてのパビリオンはさすがに内容が濃く、普段はあまり興味を持たない分野にも視野が広がりました。2ヶ月前までの抽選予約や追加予約などで、日本館、住友館、三菱未来館、大阪ヘルスケア館を体験できましたが、どこのパビリオンも驚きや感動があって刺激だらけです。大阪ヘルスケアパビリオンでは25年後の自分が映し出され、実家の母に似ていて大笑い、そして昨今の技術の凄さにビックリ('◉⌓◉’) 個室ブースで5分程立ってデータを取るだけなのに、これほどの事がわかるのかと仰天です。日本館では微生物がゴミをエネルギーに変える様を目の当たりにし、三菱未来館では宇宙の神秘を考えさせられ、住友館では自然を模した空間の幻想美に癒されました。

そして個人的に一番目的だった海外パビリオンの民族音楽や民族舞踊などの催しは、音楽を専門にしている者としては非常に楽しく勉強になりました。ハンガリー館では美しいハンガリーの民族衣装を着た女性の歌と踊りが見られ、おぉ〜ハンガリー舞曲だぁ....と納得♪(´ε` ) トルコ館主催の催しはトルコ行進曲の元になった軍隊行進曲を思わせる演奏で、民族衣装を纏った大きな男性達が大音量で奏でる音楽が強烈でした。サウジアラビア館ではクラシック楽器でアラブの民族音楽が奏でられ.....  万博会場の屋外あちこちにちょっとした舞台があり、ワンピースのような衣装を着たサウジアラビアの男性達が民族音楽に乗って踊っていたり、マレーシア館前ではマレーシア人の民族舞踊に一般人も混じって踊るなど、普段見られない芸術文化に触れられました。会場が広すぎて3日間とも11〜13キロ歩いて足が棒になりつつ、まだまだ他に見たいものが山積みでした。ミニミニ世界旅行のような体験ができる機会は他にないので、また行ってしまうかも?
                          

トルコの民族音楽IMG_5788_コピー      IMG_6524_コピー_コピーサウジアラビア館

マレーシアの民族舞踊IMG_6921_コピー       IMG_6927_コピー_コピーサウジアラビアの民族舞踊

            
                 
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2025年05月02日 23:12

福田美術館 伊藤若冲の激レアな巻物

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年始に行った京都の最終日、以前から行きたかった福田美術館に立ち寄りました。この美術館は5年前にできたばかりで、嵐山の渡月橋が見渡せる位置に立地し、美術館のカフェからは非常に良い眺めです。開館5周年ということで、世界初公開の伊藤若冲の巻物など話題性もあった展示でしたが、なかなか素敵な美術館で面白かったです。伊藤若冲の水墨画も多く展示されており、筆のタッチの見事さに魅入ってしまいました。展示物の撮影は普段は禁止ですが、たまたまお正月だったせいか、全展示物が撮影可能の日でラッキー。若冲は独特のマニアックな観察力で描く動物が面白いですが、今回の目玉の巻物は、なんと野菜ばかり52種類も描いた「果蔬図巻(かそずかん)」という巻物でしたo(≧▽≦)o  しかしこの巻物が面白く、若冲の手にかかると野菜が生き物のようにも見えます。野菜をずらりと延々描くなんて、なんてマニアック!!しかもこれを描いたのは若冲75歳。若々しいというか、執着心や拘りが何とも凄い75歳です。この「果蔬図巻」は、ヨーロッパの個人の所蔵だったものが、日本に里帰りして福田美術館のコレクションに入ったそうです。美術館所蔵となると、また見られる機会もありそうで嬉しい( ´∀`)。他にも鯉が飛び出て来そうな水墨画や、お得意の鶏や鳳凰の絵もありましたが、ちょっと面白かったのが僧侶の托鉢を描いた絵でした。ぞろりと列を成して托鉢する僧侶たちの表情が、それぞれ異なり、和気あいあいと楽しそうです。

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若冲の他にも竹が描かれた屏風絵もあり、水墨画の一筆書きのほとばしる様な生命力が見事でした。鶴亭浄光(かくていじょこう)という知らない画家の絵でしたが、失敗のきかない墨のタッチのシュッとした伸びやかさ、大胆さに目を奪われます。

鶴亭浄光「梅・竹図押絵貼屏風」IMG_6283_コピー  

京都で素敵な美術館を見つけた喜びに浸りながら、夕暮れ時の渡月橋周辺を散歩して帰途に着きました。またいつか来館することになるでしょう。

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2025年01月08日 23:12

京都・奈良 初旅

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明けましておめでとうございます。年末年始に京都奈良で初詣や古寺巡りをしてきました。京都の晴明神社や京都御所、梨木神社、奈良では大好きな秋篠寺、唐招提寺、新薬師寺、東大寺に行き、悠久の歴史を感じる時間を過ごしました。晴明神社は、去年の大河ドラマ「光る君へ」でも登場した安倍晴明が祀られた神社で、鳥居に陰陽師のトレードマークの星型が付いており、お守りやおみくじにも同じく星型がありました。映画「陰陽師」で主演を務められた野村萬斎さんや、陰陽師の振り付けで金メダルを取られた羽生結弦さんもこちらでご祈祷を受けられたようです。京都御所が近かったので散歩をしようと立ち寄ったら、あまりに広くてびっくり\(( °ω° ))/  紫式部が源氏物語を書いていた時代、ここを牛車が行き来していた時代にタイムスリップできました。

奈良では唐招提寺に行き、大好きな千手観音像を拝んで来ました。お正月の三が日だけ無料で配って頂ける千手観音様の小さなお守りを頂けました。手が本当に1000本近くあり、修復の際はとてつもなく大変だったそうです。千手観音像にも色々ありますが、こちらの像は大きくて少し俯き加減、見ていると静かな気持ちになります。境内の御影堂には、東山魁夷画伯の襖絵がありますが、こちらは鑑真の命日前後だけご開帳になるので、普段は見られません。以前、ご開帳になる日に観に行ったことがありましたが、これは日本画好きには一生に一度、必見です。画伯が精魂込めて描いた数十枚の絵で、美しい岩絵具独特の色で描かれた雄大な海、深い山林が描かれたものを、来場者は膝をついて間近でにじり寄りながら見ていきます。


唐招提寺 IMG_6228_コピー

 
唐招提寺から車で20分ほどの所に秋篠寺があり、こちらには日本で唯一存在する芸術の神様の仏像「伎芸天」があります。芸術に関わる者としては奈良に行ったら行かなければなりません。しなやかでふっくらとし、ほのかに色香が漂う仏像で、大変美しい仏像です。お正月だけ許されている境内の鐘をつき、びっしりと生えた苔の庭に佇んでいると静かな気持ちになれます。奈良は、東大寺や春日大社、薬師寺などの大きなお寺や神社以外は、お正月でも人混みにならず、とても静かにゆったりと過ごせます。

秋篠寺 IMG_6232_コピー  IMG_6230_コピー_コピー

 
とは言え、お正月に奈良に来て東大寺の大仏様にお詣りしない訳にも行かないので(笑)、東大寺にもお詣りして来ました。何度行っても、下から見上げる南大門の高さに驚嘆し、運慶や快慶らによって造られた南大門の阿形像、吽形像に見惚れ、大仏様の大きさに圧倒されます。ここから春日大社の方に斜めに歩いていくと、春日大社の本殿の手前から分かれる昔ながらの散歩道があり、こちらを通って新薬師寺に行きました。奈良には数十の古い散歩道があり、山の辺の道、滝坂の道、ささやきの路、などと名前が付いています。今回はあまり時間がなかったので、短い「中の禰宜道」を散歩しながら新薬師寺へ向かいました。「中の禰宜道」は短い散歩道ですが、なかなか風情もあり、森林や木の根に囲まれています。春日大社からショートカットして新薬師寺に辿り着く道です。新薬師寺は、小さいながらも心落ち着くお寺で、日本最古の十二神将像があります。薬師如来像をぐるりと十二神将が取り囲み、回って参拝します。このお寺が登場する、松本清張の「球形の荒野」という小説が好きで何度も読みました。松本清張さんの小説は学生時代にハマりにハマって、60作ほど読んだ記憶がありますが、中でも一番好きなものが、奈良が舞台になった「球形の荒野」です。松本清張さんも古寺巡りが好きだったそうで、各地のお寺や神社が小説に出てきます。
奈良から東京に戻るといつも、行って来たばかりなのにあぁまた奈良に行きたい.....と思うのが自分でおかしくなりますが、また来年も訪ねたいと思います。

中の禰宜道 IMG_6252_コピー 
 新薬師寺 IMG_6257_コピー


                 
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2025年01月06日 13:02

平泉「中尊寺」

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以前から行きたいと思っていた岩手県平泉の中尊寺を訪ねてきました。今年は金色堂が建立900年の節目の年です。中尊寺金色堂は建造物としての国宝の第1号であり世界遺産でもありますが、やはり「百聞は一見にしかず!!」。今年の3月に上野で中尊寺展が開かれ、美しい仏像群だけ先に見ていましたが、やはり岩手の地に赴いて金色堂の中に納められた仏様を見ると、あるべく場所にあると感じます。凛とした時が止まったような独特の世界観は一見の価値があります。金色堂内の螺鈿が施された柱などの細工も大変細やかで、900年前によくもこのような芸術性の高いお堂が建てられたものだと圧倒されました。松尾芭蕉の有名な「五月雨の 降残してや 光り堂」という句が正に言い得て妙、ピタリとハマります。広い境内をゆっくり歩きながら藤原三代の栄華、源義経や源頼朝との歴史に想いを馳せ、その儚さに物悲しさを覚えました。もし藤原四代目の泰衡公が、父・秀衡の遺言通り、義経を守っていたら歴史はどうなったのでしょう...... 芭蕉の「夏草や 兵どもが 夢の跡」の句が余韻を生みますね。この金色堂に藤原氏の遺骨と一緒に埋められていたハスの種が、昭和の調査で発見され、800年という長い時を経て、現在花を咲かせるまでになったそうです。これにはとても驚きました☆*:. o(≧▽≦)o 自然の生命力ってすごい!!

近くの厳美渓や毛越寺、「えさし藤原の郷」も見甲斐がありました。厳美渓の名物「空飛ぶだんご」は、河岸の向こうから結構な速さでロープを滑り降りてくる愉快なもので( ^ω^ )、毛越寺の庭園も美しかったです。少し離れた水沢江刺の「えさし藤原の郷」は、大河ドラマや時代劇のロケ地として名高く、「光る君へ」の五節の舞のロケにも使われています。お城の城柵や矢倉など、こういう場面があったあった,,,(^。^)と思い出しました。過去の大河ドラマ「麒麟がくる」「利家とまつ」「真田丸」「風林火山」「天地人」等々、ロケ現場では岩手県に住んでいる方が多数エキストラとして参加され、そのエピソードや動画の紹介もあり、時代劇ファンとしては面白かったです。龍笛の演奏体験ができるイベントもあったようですが、今回は日が合わず、ちょっと残念( ̄ー ̄ )龍笛、吹いてみたかったなぁ.....寝殿造の建物にピタリとハマることでしょう。はるか遠い時代の文化が垣間見え、歴史に想いを馳せる時間となりました。
    

中尊寺紅葉 IMG_6080_コピー

金色堂建立900年記念ご朱印 IMG_6099_コピー


えさし藤原の郷 IMG_6050_コピー

                          


            
                 
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2024年11月11日 22:32

音楽・美術・文学・映画・自然の連結

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去年の秋、初めてブログを書き出してから1年近くになります。石神井公園の近くに新居ができた際、ピアノ教室のHPを立ち上げ、その紹介と共に始めたものですが、マイペースで自由に日頃の感じたもの、私の頭の中でつながって相互作用があるようなものを記事にしてきました。毎日のように音楽と密接に関わり、ピアノを教えたり、自身の練習をしていますが、音楽は、読譜力が備わり、指の練習だけを勉強しても豊かな世界が広がる訳ではなく、一見、関係のなさそうな美術や文学、自然、映像作品などと深い関連性を持っています。読譜力が備わり、指が思い通りに動くようになった先に、ようやくその豊かな世界が現れます。その領域に到達すると、楽譜の奥を読み解き、ピアノを弾きながら想像力が働くようになり、音楽とそれ以外のものがコラボレーションしていきます。そこがとても自由で楽しく、想像力や感性が広がる世界です。ピアノを習い始めたばかりの小さな生徒さんは少々時間がかかりますが、数年ピアノを続けていると、その領域に少しずつ入っていきます。教える側も、弾いている曲のこの部分はどんな気分かな?、どんな風景かな?、どんな色かな?と子供に尋ね、その反応が楽しいこともあります( ^ω^ )

少し専門的な話になりますが、ロマン派のシューマン、ショパンなど、文学からインスピレーションを受け、音がまるで物語を語るような作品も多々あります。シューマンは、E.T.A.ホフマンという作家の幻想小説に夢中になり、まるでその世界を音で体現させたような作品が多く、話がどんどん飛び、いろんな場面に切り替わる場面展開が、ホフマンの小説とも似ているようにも感じます。同い年のショパンも、ポーランドの詩人ミッケヴィッチの叙事詩からインスピレーションを受けたバラードなど、文学からの影響が見られます。恋人はジョルジュ・サンドですしね♪( ´θ`)音楽史で言う近代のドビュッシーになると、映像的なものを音で表現し始めます。ドビュッシーはエキゾティシムに憧れ、日本の浮世絵や骨董品に夢中になり、古寺にまつわる作品として版画の「塔(パゴダ)」などもあります。画家のモネとは「印象派」のグループで一緒に活動していました。また、音楽が宗教的なものと深く結びつく場合もあり、私の大好きなJ.S.バッハのマタイ受難曲や教会カンタータは、その部類です。因みに教会カンタータBWV182は、高校の時からの精神安定剤です(^。^)

芸術は、日常的に感性を刺激したものが頭の引き出しから飛び出てきて、それらが音や色、文などに反映され、結晶となって生み出されるものです。演奏の世界で言うと、ピアノを弾きながら、ある本の一場面が浮かんだり、絵が見えてきたり、映画のワンシーンが思い出されたり、旅で見た自然の風景や古寺の静けさ、感性を揺さぶられるもの全てが栄養となります。

ヘルマン・ヘッセが「ヘッセの読書術」という本で、芸術の「言葉」について書いています。「羨望の思いで詩人は、画家や音楽家のことを考える。画家は自分の言葉である色で語りかけることができるし、音楽家も、その音で全ての人間の言葉を語り、操ることができる。詩人は、音楽家を特に強く、うらやましく思う。音楽家は自分たちだけが使える言葉を持つからである。ところが詩人は、学校の授業や商売に使われて、電報を打ったり裁判したりする時に使われるのと同じ言葉を使って、自分の仕事をしなくてはならないのだ。自分だけの表現手段を持たないのはなんと貧しいことであろう!」

音楽は、音を通して人間のあらゆる気分、愛情表現、官能性まで抽象的な言葉で語ります。大学生の時、ヘッセにハマったことがあり、「知と愛(副題 ナルチスとゴルとムント」は愛読書となりました。芸術に向いている人間と精神性を極める人間とが出会い、のちにそれぞれの道を歩む話ですが、この作品の本当の意味がわかったのは、数年後でした。ベートーヴェンの作品109を弾いていた時期、ある日のある瞬間、ヘッセの文学的本質と音楽の本質が結びつく現象が起きました。確かこういう現象を共通感覚と言ったかしらん?今思い出すと懐かしいばかりですが、あの頃の感性を保ちつつこの先も芸術に触れて行きたいなぁと思います♪(´ε` )
                       
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2024年09月19日 00:10

戸隠神社

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長野県の戸隠神社に参拝してきました。戸隠神社は5社ありますが、その一番奥にある奥社の参道を進むと隋神門、奥へと続く杉並木がとてもスピリチュアルです(^。^) 高くそびえ立つ杉たちは涼やかで緑を満喫でき、手を触れるとエネルギーをもらえる気がします。太い太い杉に耳をつけると、微かに水の音が聞こえるような......(・・?)  隋神門に行く途中にある苔むした小さな祠は、ジブリの「千と千尋の神隠し」の冒頭に登場する祠を思い出しました。隋神門の屋根には無数の草が伸びており、歴史や神話を感じます。奥社まで続く2キロの杉並木の参道は意外に長いですが、木々に囲まれているため日差しが柔らかく、夏の暑さもあまり気になりません。圧倒されるような緑に囲まれた中にあり、神社の周辺には池や散策路なども多く、信州名物の蕎麦屋さんも沢山あって、1日では到底廻り切れませんでした。またいつか来ようかな?


 苔むした祠 IMG_5902_コピー   
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もう一つ、小布施にある「岩松院」を訪ねました。晩年の葛飾北斎が4回も東京から訪れた場所で、交流のあった高井鴻山に呼ばれ、その援助で描いた大きな天井画があります。板に描かれた20畳の大きさの鳳凰の絵は迫力でしたが、北斎がこれを描いたのが88~89歳とのこと、仰天です(^◇^;) 東京から片道240キロもある小布施まで、83歳以降に歩いて4回も来たとのこと、北斎の体力もさることながら、なんとも凄まじい生命力ですね。北斎先生、さすが.....!! この岩松院は戦国時代の武将、福島正則の菩提寺でもあると初めて知りました。49万石だった広島から、徳川幕府に睨まれて4万5千石の信越地方に国替えさせられた福島正則の霊廟がありました。また、小林一茶の「やせ蛙 負けるな一茶 是にあり」と詠んだ俳句の蛙池があり、この俳句の本当の意味をお寺の方に教えて頂き、なかなか面白かったです。


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2024年08月17日 11:02

ラベンダーの茂る荒野

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7月になると無性に行きたくなる場所があります。と言っても遠くてなかなか行けない土地ですが、この時期になると北海道の富良野が恋しくてたまりません。7月初旬から約3週間、富良野ではラベンダーの花が咲き、あちこちのラベンダー農場が一斉に紫色に染まります。この時期めがけて全国から観光客が押し寄せるわけですが、広い広い北海道の畑に人々が散在するのでひといきれも無く、心が開放されます。20年ほど前、初めてラベンダーの時期に富良野・美瑛に行き、空や雲がこんなに広く見渡せるのかと驚き、ラベンダーの清廉な香りに包まれ、鮮やかなパープルの美しさに感動したのを覚えています。以来、7月になると富良野に思いを馳せます。今年は行けませんでしたが、去年の夏に久しぶりに行った写真を紹介します。

ラベンダーと言えば、似た感じの植物にヒースがありますが、ドビュッシーの前奏曲集2巻の中に、「ヒースの茂る荒野」という曲があります。大好きな曲なのですが、この曲を練習中、ヒースの茂る映像が頭に浮かばず、花をネットで調べた事がありました。ヒースはラベンダーと似ていて、ラベンダーよりもピンク色の花の色をしていますが、富良野のラベンダー畑を見た瞬間、まさに「百聞は一見にしかず!」。あぁ〜こんな光景なんだなぁ、ドビュッシーが描いた光景は......♪( ´θ`)と一人、悦に入ってしまいました。広い空、風になびいて揺れる花、風に運ばれる花の香り.... イメージぴったり✌︎('ω'✌︎ )

富良野に点在するラベンダー農場には、ラベンダー以外の花も植えられてカラフルな層を成している畑もあります。ファーム富田さんなどはその1つで、鮮やかな虹のような植え込みになっています。「かんのファーム」さんのように丘の斜面に植えられたラベンダーと空が一体化する光景の方が、想像の余地があるような気がしますが、どこも大変美しいです......( ´ ▽ ` ) 近年は、旭川から十勝、帯広のあたりに観光ガーデンが幾つもできて、冬以外は美しい庭や自然を満喫することができます。このガーデン巡りもしてみたいのですが、北海道はあまりに広く.....(泣)レンタカーで旭川〜美瑛〜富良野〜十勝〜帯広と結構な距離になるので、2〜3日では到底回り切れません。いつか実現するべし!!╰(*´︶`*)╯♡


                      ファーム富田  IMG_4890_コピー


                          


            
                 
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2024年07月24日 23:45

二条城と廬山寺

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京都の二条城を一度見ておこうと思い、雪舟伝説展の帰りに立ち寄りました。一番有名な観光地の一つで、京都に幾度も足を運んでいるのにもかかわらず、中学の修学旅行以来でした。大人になってから訪れると、その凄さがわかりますΣ('◉⌓◉’)  広大な敷地もさることながら、内装の襖絵、天井、部屋の仕切り板の彫り物に至るまで、細部に豪華絢爛な装飾が施され、改めて徳川家康の絶大な力の大きさに驚かされました。何度も繰り返し全話見ている大河ドラマ「葵〜徳川三代〜」の世界が目の前に現れ、ドラマのシーンが沢山思い起こされます。地方から来た武士達が袴を着け、控えの間で面会の待ち時間をこんな部屋で過ごしていたら、さぞ肝をつぶしただろうと古き時代に想いを馳せるのは楽しいものです。将軍が面会の武士に謁見する一段高い御座所、将軍のプライベートな寝室など、TPOに合った部屋の作りが印象的でした。御座所では、天井まで面会する武士との格の差を感じさせるような作りになっており、なるほどね〜という感じです。ただ、広いこと広いこと......!!ちょっと方向音痴のケがある私には到底覚えられなさそうな部屋の数々、迷路のようでした( ̄^ ̄)ゞ

もう一つ、紫式部の生家だったという廬山寺にも足を運んでみました。廬山寺は小さなお寺ですが、今放送中の大河ドラマ「光る君へ」で脚光を浴びています。紫式部が育ち、生活した跡地で、静かで素朴なお寺でした。源氏庭と呼ばれる庭が、ちょっと腰掛けて静かに時を過ごすのにちょうど良い大きさです。6月頃から桔梗が咲きほこるとのことで、桔梗で一杯になる庭を見れなかったのが残念でした(T ^ T) 桔梗やリンドウ、藤など、うすい紫やブルー系の色に心惹かれることが多く、清楚で凛とした桔梗の花が咲く庭にまた訪れてみたいです。

   廬山寺「源氏庭」IMG_5746_コピー

       


                          


            
                 
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2024年05月09日 23:10

おがさわらピアノ教室

【電話番号】 080-8132-4676

【住所】 〒177-0044
東京都練馬区上石神井3丁目

【営業時間】 <レッスン時間>13:00-20:30
<受付時間>11:00-21:00

【定休日】 不定休

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