おがさわらピアノ教室|東京都練馬区

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二条城と廬山寺

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京都の二条城を一度見ておこうと思い、雪舟伝説展の帰りに立ち寄りました。一番有名な観光地の一つで、京都に幾度も足を運んでいるのにもかかわらず、中学の修学旅行以来でした。大人になってから訪れると、その凄さがわかりますΣ('◉⌓◉’)  広大な敷地もさることながら、内装の襖絵、天井、部屋の仕切り板の彫り物に至るまで、細部に豪華絢爛な装飾が施され、改めて徳川家康の絶大な力の大きさに驚かされました。何度も繰り返し全話見ている大河ドラマ「葵〜徳川三代〜」の世界が目の前に現れ、ドラマのシーンが沢山思い起こされます。地方から来た武士達が袴を着け、控えの間で面会の待ち時間をこんな部屋で過ごしていたら、さぞ肝をつぶしただろうと古き時代に想いを馳せるのは楽しいものです。将軍が面会の武士に謁見する一段高い御座所、将軍のプライベートな寝室など、TPOに合った部屋の作りが印象的でした。御座所では、天井まで面会する武士との格の差を感じさせるような作りになっており、なるほどね〜という感じです。ただ、広いこと広いこと......!!ちょっと方向音痴のケがある私には到底覚えられなさそうな部屋の数々、迷路のようでした( ̄^ ̄)ゞ

もう一つ、紫式部の生家だったという廬山寺にも足を運んでみました。廬山寺は小さなお寺ですが、今放送中の大河ドラマ「光る君へ」で脚光を浴びています。紫式部が育ち、生活した跡地で、静かで素朴なお寺でした。源氏庭と呼ばれる庭が、ちょっと腰掛けて静かに時を過ごすのにちょうど良い大きさです。6月頃から桔梗が咲きほこるとのことで、桔梗で一杯になる庭を見れなかったのが残念でした(T ^ T) 桔梗やリンドウ、藤など、うすい紫やブルー系の色に心惹かれることが多く、清楚で凛とした桔梗の花が咲く庭にまた訪れてみたいです。

   廬山寺「源氏庭」IMG_5746_コピー

       


                          


            
                 
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2024年05月09日 23:10

中尊寺展

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上野の国立博物館で開催されている中尊寺展に行ってきました。時代劇や歴史好きなので、以前から中尊寺周辺に行きたいと思いながらも機会がなく、仏像だけでも見たいと思って出かけました。国立博物館の一室での小さな展示会でしたが、国宝の仏像群が美しく、作られた当時のままのお姿のようでした。奈良の古寺のような大きな仏像ではなく、意外に小ぶりの仏像で驚きましたが、端正なお顔、気品のある作りが印象的です。作られた当時は金箔が施されていた仏像でも、唐招提寺にしても薬師寺にしても、ほとんど金箔は剥げてしまっていますが、中尊寺の仏像は非常に美しかったです。この仏像を毎日眺めて拝んだであろう藤原家の方々から、大事に大事に守られて鎌倉時代から受け継がれてきたのだと実感しました。

私が古寺や仏像に興味を持ったのは、ある不思議な出来事でした。ある曲を聴いていた時、ふと目の前に、漆黒の闇の中に仏像が点々と浮かび上がり、まるで立体曼荼羅を見ているような錯覚を覚え、それがきっかけで実物の立体曼荼羅を見たくなってしまい、京都の東寺に出かけたのでした。

東寺の立体曼荼羅を見た後、他のお寺や仏像にも興味が湧き、古寺巡りをするようになりました。仏教には詳しくないのですが、古寺で仏像と対峙すると心がリセットされ、自分を見つめるような静かな時間になります。それが心地よく、京都や奈良へ毎年のように出かけています。

この仏像のお顔は良いなぁ、好きだなぁと思うものは無数にありますが、室生寺のご開帳で見た十一面観音菩薩像、秋篠寺の伎芸天像は、ほんのり色気を感じ♪( ´▽`)、今にも動き出しそうな芸術性を感じます。興福寺のご開帳で見た南円堂の木造不空羂索観音菩薩坐像、北円堂の木造弥勒如来坐像は、ド迫力で圧倒されますが、まだまだ修行のできていない私には、その悟りの世界にはとても入っていけそうもない近寄りがたさを感じます(>人<;)  唐招提寺の千手観音や、東大寺の大仏様は、その大きさゆえ、包み込まれるような安心感を覚えます。金峰山寺の金剛蔵王大権現は、過去、現在、未来を表した3体の怖いお顔の像ですが、我が身の修行の足りなさを叱りながらも受け入れてくれるように感じますm(_ _)m

仏像は秘宝ゆえに、ご開帳時にピンポイントで行かないと見られないものもありますが、たまにお会いするだけでちょっと幸せになります。現代人の私ですらそうなのだから、昔の人はさぞ癒されたことでしょう。

                          


            
                 
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2024年03月18日 00:02

奈良・石上神宮〜長岳寺へ

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先日の鞍馬寺に続き、年の瀬に奈良の石上神宮〜長岳寺までの「山の辺の道」を歩きました。石上神宮(いそのかみじんぐう)は何度も行っていて大好きな神社ですが、日本最古の神社の一つです。境内に入ると、うっそうとした森の中でニワトリが数十羽、放し飼いにされていて、「コケコッコー!」と鳴いているのを良く見かけます。この日は霧が深かったせいか、珍しくニワトリたちが放されておらず、鳴き声だけが響き渡っていました。こちらの神宮では、ニワトリは神聖視され、神様のお使いとされているようです。日頃、鶏肉を何の躊躇いもなく食しているわけですがm(_ _)m、この神宮に来ると、ニワトリたちの様々な羽の色や姿に癒されます。

石上神宮の楼門は苔むしていて歴史を感じます。この境内の奥から、「山の辺の道」という、いにしえの道が長く続いています。

山の辺の道 石上神宮付近 IMG_5487_コピー


この道を歩いていくと万葉集に登場する地名や和歌の石碑が次々と現れます。今回は冬なので花はそれほど咲いていませんでしたが、自然歩道は車もなく、鞍馬山のような山越でもなく、のんびりと楽しめる道でした。途中、夜都伎神社、竹之内町環濠集落、念仏寺、柿本人麻呂の万葉歌碑、などを経て、今回は長岳寺まで行ったところでエスケープしました。全ルート16キロなので、残りは次回に.....

長岳寺入り口  IMG_5492_コピー


長岳寺(ちょうがくじ)というお寺は、これまた人気も少なくひっそりと静かな古寺ですが、大きな池もあり、なかなか風情があります。境内の奥の本堂に入ると、阿弥陀三尊がいらっしゃいました。塗装が落ちて黒光りする阿弥陀様を拝み、その横に架けてある狩野派、狩野山楽という画家の大地獄絵、怖〜い絵でしたが見入ってしまいました。この時期、大地獄絵はレプリカでしたが、秋にはご開帳もあるようで、本物を見てみたいです。地獄って本当にあるのかしらん.....? 地獄に落ちるような行いはしていないと思うのだけれど......

境内にある、割と大きな池はぐるりと回れるようになっており、途中、急な階段を上がると弥勒大石棺仏が見られたり、鐘楼門の鐘を撞くこともできます。鐘を撞いた音が意外に大きく、びっくりして辺りを見回してしまいましたが、時を経た鋳物の音は心に響きます。

9キロほど歩いて程よく疲れた身体に染み入る古寺でした。

長岳寺 IMG_5494_コピー


                          


            
                 
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2024年01月06日 00:02

鞍馬寺から貴船神社へ

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明けましておめでとうございます。年の瀬に京都や奈良の古寺に行き、静かな時間を過ごしてきました。京都や奈良は、初詣で賑わう神社はかなりの人混みとなりますが、日にちを少しずらしたり、ちょっと離れた古寺は途端に静かになり、凛とした空気になります。この非日常的な空気感は、煩雑な日常生活から暫し離れて静かな気持ちになり、心をリセットできます。

今回は、京都の鞍馬寺から貴船神社、奈良の石上神宮から山の辺の道(長岳寺まで)、東大寺、唐招提寺、秋篠寺に行ってきました。まず京都の鞍馬寺から貴船神社をご紹介します。
鞍馬寺は、源義経が若い頃に修行した場所として有名ですが、修行場だけあって結構な山越えでした。叡山電車のくらま駅からケーブルカーを使わないルートを選ぶと、由岐神社(ゆきじんじゃ)が荘厳に現れ、更に続く参道が、清少納言が枕草子で書いている九十九折り「近うて遠きもの くらまのつづら折り」となります。清少納言の時代は、一体どういう服装であの九十九折りを登ったのでしょうか?登山用のズボンとウォーキングシューズでもなかなか大変なのに....  

この鞍馬寺は、紫式部の書いた源氏物語にも登場します。紫の上が少女の頃に光源氏と初めて出会った寺として描かれており、感慨深いものがありました。源氏物語は大好きな物語で、何度も読みました。と言っても、古典をきちんと読んだのではなく、「あさきゆめみし」というコミックをセット買いしたものです。このコミック、非常に勉強になる上に、楽しく源氏物語が読める優れものです。

由岐神社 IMG_5473_コピー    IMG_5568_コピー

本殿金堂に辿り着くと、その先は霊宝殿、木の根道、不動堂、奥の院魔王殿、と山道を登り下りするのですが、上りより下りが足に来ます( ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ だらしないことに貴船神社に到着した頃には膝が笑っていました(笑)義経は、この山道を毎日、夜に奥の院まで出かけて兵法修行をしたそうで、強くなるわけですねぇ。壇ノ浦の八艘飛びや、一ノ谷・ひよどり越の逆落としなど、運動神経や奇襲のひらめきが頭抜けていたことは有名ですが、でも、ふと、家来達はそんな運動神経の持ち主ばかりじゃなかったのでは....?などと思ってしまいます....( ̄  ̄)  義経の下についた家来たちも、さぞ死ぬ思いだったでしょうねぇ...... 昔の人はすごいです。

次の日、足はパンパンになりましたが、日本史や源氏物語、枕草子などゆかりの地を巡る旅は楽しいものがあります。御朱印をご紹介します。

鞍馬寺 IMG_5565_コピー   貴船神社 IMG_5567_コピー



                          


            
                 
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2024年01月04日 23:05

古寺について

奈良「てくてくまっぷ」
10年以上前にふとした事がきっかけで、毎年、古寺や神社を巡るようになりました。日本は各地に古寺や神社があり、どこに旅してもお詣りできる場所に出会えるのが嬉しいところです。数で言うと、やはり京都や奈良が一番だと思いますが、10年以上かけて京都46ヶ所、奈良44ヶ所ほか、各地の古寺や神社を巡ってきました。静かな境内で仏像と対峙していると、無心になり、頭の中がリセットされるような感覚があります。中でも、仏像に沢山出会える奈良に嵌ってしまい、柳生街道や山の辺の道と言われる昔ながらの古い道を散策したりと、昔の人に思いを馳せています。近鉄奈良駅に「てくてくまっぷ」という手書き風のハイキングガイドが何種類か置いてありますが、中でも柳生街道(滝坂の道)はお気にいりで、石仏が点在する雰囲気のある道です。

奈良には凄い数の古寺や神社がありますが、私が音楽に関わる人間なので、やはり芸術の神様を祀っている静かな古寺からご紹介したいと思います。
奈良の秋篠寺というお寺に、伎芸天という仏像があります。こちらは日本で唯一の伎芸天の仏像で、諸芸上達、芸道守護を成就させる舞姫の仏像です。

右手を軽く上げ、少し首を傾けた俯き加減の端正な姿の中に、ほんのり色気を感じます。秋篠寺は、御朱印もされていない小さい静かなお寺で、伎芸天が拝める境内も、足を踏み入れると一瞥で見渡せるような広さです。中に入ると一番左に伎芸天の仏像が安置され、見つめているとスーッと静かな気持ちになります。毎年、自身の技芸上達を祈願してお守りを頂いています。
もし奈良へお越しの際は、ぜひこの静かな古寺に行かれてみて下さい。

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2023年09月18日 23:07

おがさわらピアノ教室

【電話番号】 080-8132-4676

【住所】 〒177-0044
東京都練馬区上石神井3丁目

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