おがさわらピアノ教室|東京都練馬区

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音楽・美術・文学・映画・自然

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去年の秋、初めてブログを書き出してから1年近くになります。石神井公園の近くに新居ができた際、ピアノ教室のHPを立ち上げ、その紹介と共に始めたものですが、マイペースで自由に日頃の感じたもの、私の頭の中でつながって相互作用があるようなものを記事にしてきました。毎日のように音楽と密接に関わり、ピアノを教えたり、自身の練習をしていますが、音楽は、読譜力が備わり、指の練習だけを勉強しても豊かな世界が広がる訳ではなく、一見、関係のなさそうな美術や文学、自然、映像作品などと深い関連性を持っています。読譜力が備わり、指が思い通りに動くようになった先に、ようやくその豊かな世界が現れます。その領域に到達すると、楽譜の奥を読み解き、ピアノを弾きながら想像力が働くようになり、音楽とそれ以外のものがコラボレーションしていきます。そこがとても自由で楽しく、想像力や感性が広がる世界です。ピアノを習い始めたばかりの小さな生徒さんは少々時間がかかりますが、数年ピアノを続けていると、その領域に少しずつ入っていきます。教える側も、弾いている曲のこの部分はどんな気分かな?、どんな風景かな?、どんな色かな?と子供に尋ね、その反応が楽しいこともあります( ^ω^ )

少し専門的な話になりますが、ロマン派のシューマン、ショパンなど、文学からインスピレーションを受け、音がまるで物語を語るような作品も多々あります。シューマンは、E.T.A.ホフマンという作家の幻想小説に夢中になり、まるでその世界を音で体現させたような作品が多く、話がどんどん飛び、いろんな場面に切り替わる場面展開が、ホフマンの小説とも似ているようにも感じます。同い年のショパンも、ポーランドの詩人ミッケヴィッチの叙事詩からインスピレーションを受けたバラードなど、文学からの影響が見られます。恋人はジョルジュ・サンドですしね♪( ´θ`)音楽史で言う近代のドビュッシーになると、映像的なものを音で表現し始めます。ドビュッシーはエキゾティシムに憧れ、日本の浮世絵や骨董品に夢中になり、古寺にまつわる作品として版画の「塔(パゴダ)」などもあります。画家のモネとは「印象派」のグループで一緒に活動していました。また、音楽が宗教的なものと深く結びつく場合もあり、私の大好きなJ.S.バッハのマタイ受難曲や教会カンタータは、その部類です。因みに教会カンタータBWV182は、高校の時からの精神安定剤です(^。^)

芸術は、日常的に感性を刺激したものが頭の引き出しから飛び出てきて、それらが音や色、文などに反映され、結晶となって生み出されるものです。演奏の世界で言うと、ピアノを弾きながら、ある本の一場面が浮かんだり、絵が見えてきたり、映画のワンシーンが思い出されたり、旅で見た自然の風景や古寺の静けさ、感性を揺さぶられるもの全てが栄養となります。

ヘルマン・ヘッセが「ヘッセの読書術」という本で、芸術の「言葉」について書いています。「羨望の思いで詩人は、画家や音楽家のことを考える。画家は自分の言葉である色で語りかけることができるし、音楽家も、その音で全ての人間の言葉を語り、操ることができる。詩人は、音楽家を特に強く、うらやましく思う。音楽家は自分たちだけが使える言葉を持つからである。ところが詩人は、学校の授業や商売に使われて、電報を打ったり裁判したりする時に使われるのと同じ言葉を使って、自分の仕事をしなくてはならないのだ。自分だけの表現手段を持たないのはなんと貧しいことであろう!」

音楽は、音を通して人間のあらゆる気分、愛情表現、官能性まで抽象的な言葉で語ります。大学生の時、ヘッセにハマったことがあり、「知と愛(副題 ナルチスとゴルとムント」は愛読書となりました。芸術に向いている人間と精神性を極める人間とが出会い、のちにそれぞれの道を歩む話ですが、この作品の本当の意味がわかったのは、数年後でした。ベートーヴェンの作品109を弾いていた時期、ある日のある瞬間、ヘッセの文学的本質と音楽の本質が結びつく現象が起きました。確かこういう現象を共通感覚と言ったかしらん?今思い出すと懐かしいばかりですが、あの頃の感性を保ちながらこの先も芸術に触れて行きたいなぁと思います♪(´ε` )
                       
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2024年09月19日 00:10

神護寺・特別展

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国立博物館で開催されている「神護寺」展に行ってきました。普段はご開帳されない貴重なものばかりで圧倒される美術展でした。空海が唐から持ち帰った真言密教がどのように日本で広められていったのか?、その原点がわかりやすく解説され、重みのあるご本尊の仏像や曼荼羅に思わず見入ってしまいました。よくこれだけの秘仏や国宝が並べられたなぁΣ('◉⌓◉’)と驚くばかりです。一番初めに弘法大師像の板のレリーフがあり、とても趣きがあリましたが、両界曼荼羅(高尾曼荼羅)に非常に圧倒されました。弘法大師・空海が唐で学んだ密教の内容が4メートル四方の紺の布地に金泥と銀泥で描かれたもので、仏の世界が体現されています。大日如来を中心に、周りに4百数十体の仏様達が、気の遠くなるような精密さで描かれ、大変美しいと同時に何か吸い込まれるような気配があります。4メートルの高さの曼荼羅ともなると大きすぎて、下から仰ぎ見ても詳細が見えません。それを補うために開設されていた8Kの拡大映像や解説が非常にわかりやすかったです。曼荼羅が途方もない労力を尽くして作られたものかを思い知りました。大日如来というと、私の頭に浮かぶのは京都の東寺の立体曼荼羅、奈良の円成寺の大日如来像(若かりし運慶の二十代の作品)ですが、この曼荼羅に描かれた大日如来は、果てしない宇宙の大きさを感じさせます。

後半には、神護寺のご本尊の国宝・薬師如来立像もありましたが、こちらはそのお顔の厳しさに驚きました。奈良の古寺が大好きで今まで多くの仏像を見て来ましたが、薬師如来像というと薬師寺や新薬師寺の穏やかな表情の仏像が頭に浮かびます。神護寺の薬師如来像は、それとは全く違って険しい表情をしておられますが、一度見たら忘れない仏像でした。他にも国宝の虚空蔵菩薩像が五体、面白いポーズを取っている十二神将の展示など、堪能しました。

真言密教など宗教の詳しい知識はありませんが、日本人の原点の心象風景を見た気がします。毎年のように行っている奈良や京都の仏像にまた会いに行きたくなりました(*´◒`*)


                          


            
                 
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2024年08月30日 11:27

戸隠神社

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長野県の戸隠神社に参拝してきました。戸隠神社は5社ありますが、その一番奥にある奥社の参道を進むと隋神門、奥へと続く杉並木がとてもスピリチュアルです(^。^) 高くそびえ立つ杉たちは涼やかで緑を満喫でき、手を触れるとエネルギーをもらえる気がします。太い太い杉に耳をつけると、微かに水の音が聞こえるような......(・・?)  隋神門に行く途中にある苔むした小さな祠は、ジブリの「千と千尋の神隠し」の冒頭に登場する祠を思い出しました。隋神門の屋根には無数の草が伸びており、歴史や神話を感じます。奥社まで続く2キロの杉並木の参道は意外に長いですが、木々に囲まれているため日差しが柔らかく、夏の暑さもあまり気になりません。圧倒されるような緑に囲まれた中にあり、神社の周辺には池や散策路なども多く、信州名物の蕎麦屋さんも沢山あって、1日では到底廻り切れませんでした。またいつか来ようかな?


 苔むした祠 IMG_5902_コピー   
隋神門 IMG_5904_コピー

もう一つ、小布施にある「岩松院」を訪ねました。晩年の葛飾北斎が4回も東京から訪れた場所で、交流のあった高井鴻山に呼ばれ、その援助で描いた大きな天井画があります。板に描かれた20畳の大きさの鳳凰の絵は迫力でしたが、北斎がこれを描いたのが88~89歳とのこと、仰天です(^◇^;) 東京から片道240キロもある小布施まで、83歳以降に歩いて4回も来たとのこと、北斎の体力もさることながら、なんとも凄まじい生命力ですね。北斎先生、さすが.....!! この岩松院は戦国時代の武将、福島正則の菩提寺でもあると初めて知りました。49万石だった広島から、徳川幕府に睨まれて4万5千石の信越地方に国替えさせられた福島正則の霊廟がありました。また、小林一茶の「やせ蛙 負けるな一茶 是にあり」と詠んだ俳句の蛙池があり、この俳句の本当の意味をお寺の方に教えて頂き、なかなか面白かったです。


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2024年08月17日 11:02

二条城と廬山寺

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京都の二条城を一度見ておこうと思い、雪舟伝説展の帰りに立ち寄りました。一番有名な観光地の一つで、京都に幾度も足を運んでいるのにもかかわらず、中学の修学旅行以来でした。大人になってから訪れると、その凄さがわかりますΣ('◉⌓◉’)  広大な敷地もさることながら、内装の襖絵、天井、部屋の仕切り板の彫り物に至るまで、細部に豪華絢爛な装飾が施され、改めて徳川家康の絶大な力の大きさに驚かされました。何度も繰り返し全話見ている大河ドラマ「葵〜徳川三代〜」の世界が目の前に現れ、ドラマのシーンが沢山思い起こされます。地方から来た武士達が袴を着け、控えの間で面会の待ち時間をこんな部屋で過ごしていたら、さぞ肝をつぶしただろうと古き時代に想いを馳せるのは楽しいものです。将軍が面会の武士に謁見する一段高い御座所、将軍のプライベートな寝室など、TPOに合った部屋の作りが印象的でした。御座所では、天井まで面会する武士との格の差を感じさせるような作りになっており、なるほどね〜という感じです。ただ、広いこと広いこと......!!ちょっと方向音痴のケがある私には到底覚えられなさそうな部屋の数々、迷路のようでした( ̄^ ̄)ゞ

もう一つ、紫式部の生家だったという廬山寺にも足を運んでみました。廬山寺は小さなお寺ですが、今放送中の大河ドラマ「光る君へ」で脚光を浴びています。紫式部が育ち、生活した跡地で、静かで素朴なお寺でした。源氏庭と呼ばれる庭が、ちょっと腰掛けて静かに時を過ごすのにちょうど良い大きさです。6月頃から桔梗が咲きほこるとのことで、桔梗で一杯になる庭を見れなかったのが残念でした(T ^ T) 桔梗やリンドウ、藤など、うすい紫やブルー系の色に心惹かれることが多く、清楚で凛とした桔梗の花が咲く庭にまた訪れてみたいです。

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2024年05月09日 23:10

中尊寺展

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上野の国立博物館で開催されている中尊寺展に行ってきました。時代劇や歴史好きなので、以前から中尊寺周辺に行きたいと思いながらも機会がなく、仏像だけでも見たいと思って出かけました。国立博物館の一室での小さな展示会でしたが、国宝の仏像群が美しく、作られた当時のままのお姿のようでした。奈良の古寺のような大きな仏像ではなく、意外に小ぶりの仏像で驚きましたが、端正なお顔、気品のある作りが印象的です。作られた当時は金箔が施されていた仏像でも、唐招提寺にしても薬師寺にしても、ほとんど金箔は剥げてしまっていますが、中尊寺の仏像は非常に美しかったです。この仏像を毎日眺めて拝んだであろう藤原家の方々から、大事に大事に守られて鎌倉時代から受け継がれてきたのだと実感しました。

私が古寺や仏像に興味を持ったのは、ある不思議な出来事でした。ある曲を聴いていた時、ふと目の前に、漆黒の闇の中に仏像が点々と浮かび上がり、まるで立体曼荼羅を見ているような錯覚を覚え、それがきっかけで実物の立体曼荼羅を見たくなってしまい、京都の東寺に出かけたのでした。

東寺の立体曼荼羅を見た後、他のお寺や仏像にも興味が湧き、古寺巡りをするようになりました。仏教には詳しくないのですが、古寺で仏像と対峙すると心がリセットされ、自分を見つめるような静かな時間になります。それが心地よく、京都や奈良へ毎年のように出かけています。

この仏像のお顔は良いなぁ、好きだなぁと思うものは無数にありますが、室生寺のご開帳で見た十一面観音菩薩像、秋篠寺の伎芸天像は、ほんのり色気を感じ♪( ´▽`)、今にも動き出しそうな芸術性を感じます。興福寺のご開帳で見た南円堂の木造不空羂索観音菩薩坐像、北円堂の木造弥勒如来坐像は、ド迫力で圧倒されますが、まだまだ修行のできていない私には、その悟りの世界にはとても入っていけそうもない近寄りがたさを感じます(>人<;)  唐招提寺の千手観音や、東大寺の大仏様は、その大きさゆえ、包み込まれるような安心感を覚えます。金峰山寺の金剛蔵王大権現は、過去、現在、未来を表した3体の怖いお顔の像ですが、我が身の修行の足りなさを叱りながらも受け入れてくれるように感じますm(_ _)m

仏像は秘宝ゆえに、ご開帳時にピンポイントで行かないと見られないものもありますが、たまにお会いするだけでちょっと幸せになります。現代人の私ですらそうなのだから、昔の人はさぞ癒されたことでしょう。

                          


            
                 
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2024年03月18日 00:02

奈良・石上神宮〜長岳寺へ

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先日の鞍馬寺に続き、年の瀬に奈良の石上神宮〜長岳寺までの「山の辺の道」を歩きました。石上神宮(いそのかみじんぐう)は何度も行っていて大好きな神社ですが、日本最古の神社の一つです。境内に入ると、うっそうとした森の中でニワトリが数十羽、放し飼いにされていて、「コケコッコー!」と鳴いているのを良く見かけます。この日は霧が深かったせいか、珍しくニワトリたちが放されておらず、鳴き声だけが響き渡っていました。こちらの神宮では、ニワトリは神聖視され、神様のお使いとされているようです。日頃、鶏肉を何の躊躇いもなく食しているわけですがm(_ _)m、この神宮に来ると、ニワトリたちの様々な羽の色や姿に癒されます。

石上神宮の楼門は苔むしていて歴史を感じます。この境内の奥から、「山の辺の道」という、いにしえの道が長く続いています。

山の辺の道 石上神宮付近 IMG_5487_コピー


この道を歩いていくと万葉集に登場する地名や和歌の石碑が次々と現れます。今回は冬なので花はそれほど咲いていませんでしたが、自然歩道は車もなく、鞍馬山のような山越でもなく、のんびりと楽しめる道でした。途中、夜都伎神社、竹之内町環濠集落、念仏寺、柿本人麻呂の万葉歌碑、などを経て、今回は長岳寺まで行ったところでエスケープしました。全ルート16キロなので、残りは次回に.....

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長岳寺(ちょうがくじ)というお寺は、これまた人気も少なくひっそりと静かな古寺ですが、大きな池もあり、なかなか風情があります。境内の奥の本堂に入ると、阿弥陀三尊がいらっしゃいました。塗装が落ちて黒光りする阿弥陀様を拝み、その横に架けてある狩野派、狩野山楽という画家の大地獄絵、怖〜い絵でしたが見入ってしまいました。この時期、大地獄絵はレプリカでしたが、秋にはご開帳もあるようで、本物を見てみたいです。地獄って本当にあるのかしらん.....? 地獄に落ちるような行いはしていないと思うのだけれど......

境内にある、割と大きな池はぐるりと回れるようになっており、途中、急な階段を上がると弥勒大石棺仏が見られたり、鐘楼門の鐘を撞くこともできます。鐘を撞いた音が意外に大きく、びっくりして辺りを見回してしまいましたが、時を経た鋳物の音は心に響きます。

9キロほど歩いて程よく疲れた身体に染み入る古寺でした。

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2024年01月06日 00:02

鞍馬寺から貴船神社へ

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明けましておめでとうございます。年の瀬に京都や奈良の古寺に行き、静かな時間を過ごしてきました。京都や奈良は、初詣で賑わう神社はかなりの人混みとなりますが、日にちを少しずらしたり、ちょっと離れた古寺は途端に静かになり、凛とした空気になります。この非日常的な空気感は、煩雑な日常生活から暫し離れて静かな気持ちになり、心をリセットできます。

今回は、京都の鞍馬寺から貴船神社、奈良の石上神宮から山の辺の道(長岳寺まで)、東大寺、唐招提寺、秋篠寺に行ってきました。まず京都の鞍馬寺から貴船神社をご紹介します。
鞍馬寺は、源義経が若い頃に修行した場所として有名ですが、修行場だけあって結構な山越えでした。叡山電車のくらま駅からケーブルカーを使わないルートを選ぶと、由岐神社(ゆきじんじゃ)が荘厳に現れ、更に続く参道が、清少納言が枕草子で書いている九十九折り「近うて遠きもの くらまのつづら折り」となります。清少納言の時代は、一体どういう服装であの九十九折りを登ったのでしょうか?登山用のズボンとウォーキングシューズでもなかなか大変なのに....  

この鞍馬寺は、紫式部の書いた源氏物語にも登場します。紫の上が少女の頃に光源氏と初めて出会った寺として描かれており、感慨深いものがありました。源氏物語は大好きな物語で、何度も読みました。と言っても、古典をきちんと読んだのではなく、「あさきゆめみし」というコミックをセット買いしたものです。このコミック、非常に勉強になる上に、楽しく源氏物語が読める優れものです。

由岐神社 IMG_5473_コピー    IMG_5568_コピー

本殿金堂に辿り着くと、その先は霊宝殿、木の根道、不動堂、奥の院魔王殿、と山道を登り下りするのですが、上りより下りが足に来ます( ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ だらしないことに貴船神社に到着した頃には膝が笑っていました(笑)義経は、この山道を毎日、夜に奥の院まで出かけて兵法修行をしたそうで、強くなるわけですねぇ。壇ノ浦の八艘飛びや、一ノ谷・ひよどり越の逆落としなど、運動神経や奇襲のひらめきが頭抜けていたことは有名ですが、でも、ふと、家来達はそんな運動神経の持ち主ばかりじゃなかったのでは....?などと思ってしまいます....( ̄  ̄)  義経の下についた家来たちも、さぞ死ぬ思いだったでしょうねぇ...... 昔の人はすごいです。

次の日、足はパンパンになりましたが、日本史や源氏物語、枕草子などゆかりの地を巡る旅は楽しいものがあります。御朱印をご紹介します。

鞍馬寺 IMG_5565_コピー   貴船神社 IMG_5567_コピー



                          


            
                 
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2024年01月04日 23:05

古寺について

奈良「てくてくまっぷ」
10年以上前にふとした事がきっかけで、毎年、古寺や神社を巡るようになりました。日本は各地に古寺や神社があり、どこに旅してもお詣りできる場所に出会えるのが嬉しいところです。数で言うと、やはり京都や奈良が一番だと思いますが、10年以上かけて京都46ヶ所、奈良44ヶ所ほか、各地の古寺や神社を巡ってきました。静かな境内で仏像と対峙していると、無心になり、頭の中がリセットされるような感覚があります。中でも、仏像に沢山出会える奈良に嵌ってしまい、柳生街道や山の辺の道と言われる昔ながらの古い道を散策したりと、昔の人に思いを馳せています。近鉄奈良駅に「てくてくまっぷ」という手書き風のハイキングガイドが何種類か置いてありますが、中でも柳生街道(滝坂の道)はお気にいりで、石仏が点在する雰囲気のある道です。

奈良には凄い数の古寺や神社がありますが、私が音楽に関わる人間なので、やはり芸術の神様を祀っている静かな古寺からご紹介したいと思います。
奈良の秋篠寺というお寺に、伎芸天という仏像があります。こちらは日本で唯一の伎芸天の仏像で、諸芸上達、芸道守護を成就させる舞姫の仏像です。

右手を軽く上げ、少し首を傾けた俯き加減の端正な姿の中に、ほんのり色気を感じます。秋篠寺は、御朱印もされていない小さい静かなお寺で、伎芸天が拝める境内も、足を踏み入れると一瞥で見渡せるような広さです。中に入ると一番左に伎芸天の仏像が安置され、見つめているとスーッと静かな気持ちになります。毎年、自身の技芸上達を祈願してお守りを頂いています。
もし奈良へお越しの際は、ぜひこの静かな古寺に行かれてみて下さい。

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2023年09月18日 23:07

おがさわらピアノ教室

【電話番号】 080-8132-4676

【住所】 〒177-0044
東京都練馬区上石神井3丁目

【営業時間】 <レッスン時間>13:00-20:30
<受付時間>11:00-21:00

【定休日】 不定休

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