発表会コンサートを終えて
今年も無事に生徒さん達の発表会コンサートが終わりました。小さい年少さんの生徒さんから小学生、中学生、大学生、社会人が演奏してくれました。大人の出演者は、普段は違うお仕事をされながらピアノを楽しんでいる方、またピアノの先生をされている方など、幅広い年齢層のコンサートになりました。今年は発表会デビューのお子さんも多かった為、指導する側としてはハラハラドキドキ、無事に弾き切ってくれることを祈りつつ見守るばかりですo(≧▽≦)o リハーサルで危ない箇所があっても、リハーサルで微調整して良いイメージを持てると本番は上手く行くことが多いので、リハーサルは大事ですね...... これは子供でも大人でもプロでも同じです。また、音楽を勉強する上で本番以上に勝るものはありません。ピアノは一人でコツコツ練習して楽しむことができますが、やはり目標を持って数ヶ月練習した曲を人前で弾くのが一番勉強にもなり、またステップアップにも繋がります。目標に向かって気持ちを高めていくモチベーション的にも、準備段階できちんと積み上げていく練習の仕方も、やはり本番あってこその持って行き方があります。
小さいお子さんがひらがなやカタカナを覚えるのと同じく、ピアノも初めは簡単な音符からスタートし、目で楽譜を追い、耳で音を聴き、10本の指をそれぞれ独立させて動かし、足のペダルも使うようになります。更に感性やイマジネーションとも繋がって全てが連動するようになると、風景が見えてきたり、様々な感情を感じて表現したりと世界が広がります。目、耳、手指、足、頭、心を相互に使う音楽の奥深さは底知れないものがありますが、楽譜の奥に何が書かれているのか、その深さが見えてくるほど面白くなってきます。
ピアノを習い始めた小さな生徒さん達が、この先どういう風に成長して行くのか、その過程を見るのが楽しみです。
2025年04月21日 23:05