おがさわらピアノ教室|東京都練馬区

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アンドラーシュ・シフ ピアノリサイタルを聴いて

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所沢のミューズ アークホールで開催されたアンドラーシュ・シフのピアノリサイタルを聴いてきました。以前に数回聴いた事はあれど、ここ数年行っていなかったのですが、久しぶりに行ってびっくり仰天!! 15時に開演した演奏会、終演は何と18:30でした('◉⌓◉’) プログラム曲目は事前に知らされず、当日舞台でシフがマイクで曲名を告げて演奏するスタイルでしたが、開演後、J.S.バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンと6曲弾いて約1時間。てっきり休憩なしの全曲通しスタイルなのかなと思いきや、1時間経ったところでようやく20分休憩に入りました( ̄∇ ̄)   後半はシューベルト、ベートーヴェンで構成され、最後はベートーヴェンの30番のソナタ op.109でした。私にとっては懐かしい30番ソナタ、大学院の修了演奏や初めてのジョイントリサイタルでも演奏した曲です。走馬灯のようにその頃の記憶も一緒に蘇った時間でした。

シフの演奏は全曲を通し、まるで澄み切った湖のほとりに立ち、何も考えずに美しい景色に陶酔しているような錯覚を覚えます。静かで美しく、どこまでも延々と地平線が続いていくような、限りなく美しい世界を見せられている感じ。これだけ楽に何でも弾けたら疲れないだろうなぁ......( ̄∇ ̄)と何とも羨ましい視線を送りながら、3時間聴いても疲れを全く感じない演奏会でした。澄んだ水を飲んでスーッと胃の中に違和感なく吸い込まれていくような、ずうっ〜と聴いていられるピアノ、自分の世界を創り上げ、世界観を貫いた揺るぎないピアニズムです。ただ個人的には、もう少し凹凸がはっきりとした人間臭さがあっても良いかなぁと感じる部分もありました。

約2時間の演目が終了し、満場の拍手に迎えられたアンコールに入ると、「えぇっ〜!」と更に仰天。まるで泉から水が湧き出るように次から次へと繰り広げられ、合計8曲、30分!!そのアンコール曲の中には、私の大好きなブラームスの3つの間奏曲 op.117の第1番 変ホ長調もあり、陶酔してしまいましたが、この曲、本当に難しいのです。限りなく静かで穏やかな、頭の中でつぶやく独り言を音にしたような世界で、その曲の中に真に入り込まないと様にならない作品です。私も憧れる曲の1つで、いつか弾いてみたいなぁ.....と思ってはいるのですけれども...... ( T_T)

そして8曲目の最後のアンコール曲は、何とJ.S.バッハのイタリア協奏曲の第3楽章、と来ましたΣ('◉⌓◉’) イタリア協奏曲は第1楽章はともかく、第3楽章は非常に難しくヒョイヒョイとアンコールで弾くような曲ではありません φ( ̄ー ̄ ) ひゃ〜っ!!と圧巻でした。このシフというピアニスト、72歳でいらっしゃいます。脱帽。
                            
    
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2026年04月06日 23:08

デュオコンサートを終えて

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去る2月27日(金)大泉学園駅前ゆめりあホールにて、「小笠原詠子&窪田恵美デュオコンサート」が無事終了しました。今回のコンサートは全曲ピアノとフルートのデュオでの演奏で、ピアノソロ曲をアレンジした珍しいデュオ編曲版なども織り込んだプログラムでした。ピアノの屋根(ピアノの蓋の部分)を全開にしたフルコンとフルートのバランスは非常に難しく、リハーサルだけでなくゲネプロでも録音を録ってバランスを確かめつつ臨んだ舞台でしたが、ホールの響きにも助けられ、無事に終わってホッと一息(^。^) プログラムにアンケート用紙を挟み込ませて頂きましたが、かなりの数のアンケートを頂き、嬉しい限りです。観客の方の感想というのは非常に参考になり、なるほど〜と納得したりびっくりしたり('◉⌓◉’)、発見が多く、今後の糧にもなる宝物です。アンケートにご協力頂いた皆様、本当にありがとうございましたm(_ _)m

アンケートで「プログラムの中でどの曲が一番良かったか?」という質問では、後半のメインのライネッケの「ウンディーネ」ソナタの票が一番多く、演奏側としてはメイン曲なので納得ですが、何と1票差で日本のメロディ(矢代秋雄 編曲版)という驚きの結果になりました。矢代秋雄さんの編曲が素晴らしく、「荒城の月」「この道」「さくらさくら」が独特の世界観に生まれ変わった故だとも感じます。矢代秋雄さんの曲は、ピアノ協奏曲を昔聴いたことがあるぐらいなのですが、印象深い作品だったと記憶しています。この編曲を依頼したランパルにも感謝感謝!!観客の皆様が聴いたことのあるメロディを芸術的な高みに編曲してくれる、こんな作品もっと他にないかしらん? 

後半最後のメイン曲、ライネッケ作曲「ウンディーネ」は、ドイツの作家フーケの「ウンディーネ(水の精)」の物語の世界観やイメージをライネッケが表現した作品なので、後半の初めにマイクでお話を説明しました。音楽専門の方はいざ知らず、このフルートソナタを知っている観客の方は少ないと思うので、作品の解説や聞きどころをお話しできたのは良かったようで、アンケートにもそのようなお声が多数ありました。

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それはそうと後日、ご来場頂いた生徒さん達のご父兄から一番多かった質問は「緊張されるのですか?」というお声。もちろん、めちゃくちゃ緊張します☆o(≧▽≦)o☆ あの緊張感をもう少し和らげることができたらどんなに良いか......( ´Д`) 緊張しても、日頃の練習の成果で指は動くのですが、心が完全に開放されて弾けたら、もっと自由に羽ばたけるのかしらん?と思うと、まだまだ修行が足りんのだ.....と神様から言われている気がします。そう言えば、本番の舞台でよくある妙な感覚が今回もありました。「今、私、舞台でピアノ弾いてるんだよなぁ....」と幽体離脱した自分の魂が空から自分を見ているような不思議な感覚。あれは何なのでしょう......?( ̄∇ ̄)ともあれ、無事にコンサートが終わり、お世話になった方々に感謝ですm(_ _)m
                            
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2026年03月08日 23:03

ステージリハーサル

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2月27日(金)に大泉学園ゆめりあホールにて開催するデュオコンサートのステージリハーサルに行ってきました。こちらのホールは初めて使用するので、ホールの響きやピアノのタッチ、照明などを確認しながら3時間ほどリハーサルに臨みました。
普段、自宅のピアノはスタインウェイM型の為、フルコンサートピアノ(フルコン)は久しぶりです。ピアニストだけは自分の楽器をステージに持ち込めないのが苦労するところで、調律によっても全く変わるし、慣れた自分の楽器を使える人がうらやましい( ˊ̱˂˃ˋ̱ ) プレトニョフぐらいになると自分のピアノを持ち込むようですが、それは天上の世界のピアニストのみですねぇ。まぁ3メートル近くもあるフルコンを自宅に置ける訳もありませんが......(笑)

フルコンは弦が長いので巻線の低音部がすごい威力、モーツァルトをフルーティストと一緒に演奏するとなると、かなりバランスに気を使います。大好きで尊敬する室内楽のスペシャリスト、エリック・ル・サージュ(ピアニスト)がパユ(フルーティスト)と演奏する時なんて、フルコンでいとも簡単にやわらか〜いppを奏でていますが......ピアノは一人で弾く方が多い楽器ですが、他の楽器の方と勉強すると勉強になる上、ピアノという楽器がいかに強い楽器であることを感じさせられます。大体、楽器の大きさがとてつもなく違いすぎるので当たり前と言ったら当たり前なのですが......Σ('◉⌓◉’)
ホールでフルコンを弾くと、いつも思う事があります。普段、国産の中型車を運転している人間が、ステージの時だけフェラーリとか大型ベンツを乗りこなすような感覚!!だって全くエンジンが違うんですもの!普段磨いている運転技術で何とか乗りこなす感じᕦ(ò_óˇ)ᕤ  少し弾いているとだんだん運転に慣れて自分の音になってくるのですが、自宅に帰って録音を聴くと、「うーん、ここは大きすぎ!!ここはもっと柔らかい音色にしなきゃ.....」と課題満載ですo(≧▽≦)o  とは言え、やはりステージで弾くととても気持ちよく、自宅では苦労していたイメージがパッと掴めたりすることもありました。本番までもう少し。ステージで自分のイメージ通りの音楽が表現できますように!

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2026年02月12日 23:12

年始の読書三昧

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最近は2月27日(金)のデュオコンサートの準備でピアノの練習と仕事に明け暮れている日々ですが、年末年始はゆっくりと読書する時間があり、小説を3種類、同時進行でどっぷりと浸かりました。外国文学のファンタジー小説、M・フーケーの「ウンディーネ(水の精)」、阿部智里さんの「八咫烏シリーズ」、日向夏さんの「薬屋のひとりごとシリーズ」。フーケーの「ウンディーネ」は、デュオコンサートで演奏するライネッケの「ウンディーネ」のイメージの元になった小説で、以前にも読んだ事がありましたが、「ウンディーネ」の練習でイメージを再構築したいと思い、曲のイメージと結びつけながらフムフム......。作曲のイメージの元になった小説があるというのは演奏の上でもイメージしやすく、「あぁこの場面は1楽章のあのメロディかしらん? ここは2楽章よね....  4楽章の激しさはここの場面だわぁ」などと読みながら想像を膨らませられます。ウンディーネは水の精ですが、音楽の世界では水の精を描いた作品が意外にたくさんあります。ショパンのバラード然り、ラヴェルの「夜のガスパール」の第1曲オンディーヌ等々。フーケーの「ウンディーネ」は、それを読んだE・T・A・ホフマンがオペラ化したそうで、そのオペラを見てみたいのですが、まだ機会がありません。E・T・A・ホフマンはドイツロマン派文学の巨匠なのですが、この方、なんと作曲家でもあるんですよね。ホフマンの小説は、シューマンが影響を受けたこともあり、学生時代に大学の図書館で借りまくった事がありましたが、「くるみ割り人形」「黄金の壺」がお気に入りです。

安倍千智さんの「八咫烏シリーズ」はミステリアスなファンタジー小説で、独特の世界感があります。その異次元の世界に引き込まれ、あたかも本当にある世界のように感じられ、一体どうしたらこんな世界を作り上げる事ができるのだろうか?とその想像力に唸ってしまいます。八咫烏は日本の神社仏閣とも縁が深いですが、古寺巡りが趣味の為、神社に行ったら想像が膨らみそう♪(´ε` )リアル感があります。アニメにもなっていて、これが小説のイメージとピッタリ!!現在、8巻に突入(^。^)

日向夏さんの「薬屋のひとりごとシリーズ」は、何年も前に発刊されたライトノベルスですが、その後コミック化され、さらにアニメ化され、今やそれが全世界で人気沸騰中です。アニメは実に原作を忠実に再現しており、さすが日本のアニメ文化は質が高いなぁΣ('◉⌓◉’)と感心してしまいます。確か、映画で実写化されるというニュースも見た記憶が..... 「薬屋のひとりごと」は中国をモデルにした小説で、唐の時代なのだと思いますが、その時代背景も非常に勉強されて書かれています。また、漢方系の生薬である牛黄、鹿茸、冬虫夏草など、現在でも健康食品として名高いものが沢山出てきて、日頃ちょっとお世話になっている健康食品にも含まれていたりするので、ほうほう!!とほくそ笑んでしまいます。

仕事とピアノの練習で家に閉じこもる時間が多い中、読書にどれだけ楽しませてもらっているか..... 「八咫烏シリーズ」も「薬屋のひとりごとシリーズ」も、まだまだ先が長いので当分楽しめそうです(^。^)
                           
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2026年01月15日 23:11

新年の舞

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明けましておめでとうございます。お正月と言えば初詣ですが、近くの氏神様、氷川神社に初詣に行きました。年始は奈良や京都の古寺巡りをするのも好きなのですが、今年は自宅でゆるゆると読書三昧の年末年始でした。氷川神社ではお能の面を着けた神楽舞を見ることができたので、おぉ〜これはお正月らしい♪(´ε` )と写真をパシャパシャ。神社に初詣に行くとよく神楽鈴を持った巫女さんの舞を見かけますが、能面をつけての神楽舞は初めて見ました。お能の面は様々な種類がありますが、あのお面は小面(こおもて)かしらん? お能の面というのは実に不思議で、能舞台での顔の角度や仕草によって明るい表情になったり悲しみを帯びたりします。般若の面をつける「葵の上」なんて度迫力、初めて生で見たお能がたまたまこの演目で、その晩はリアルに夢に出てきたほど強烈でした。氷川神社の神楽舞、初めは扇子、次に神楽鈴と御幣(みてぐら)、そして神楽鈴と米の穂と、持つものを次々と変えて舞っていました。五穀豊穣を祈願しているのでしょう。久しぶりに能面を見たら、生のお能が見たくなってしまいました。日本の伝統芸能の中で、個人的にはお能に一番惹かれますが、去年見た映画「国宝」の影響で歌舞伎も今年は見てみようかな? 2月のコンサート本番が終わったら、歌舞伎やお能の舞台を探してみようかしらん(^。^)  ただ、この演目が見たいなぁと思っても、お能は実施日が歌舞伎に比べて圧倒的に少ないのが難点です。「井筒」「羽衣」と言った演目が好きですが、果たして今年どこかでやっているかどうか.....探してみようかしらん


 氷川神社 神楽舞 IMG_0702_コピー IMG_0695_コピー_コピー
                            
          


                          


            
                 
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2026年01月06日 23:05

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