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2026年8月の記事:ブログ

ドビュッシー「喜びの島」の風景

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ドビュッシーの作品に「喜びの島」というピアノ曲があります。この曲を弾いている生徒のレッスン中にふと、作曲家の頭に浮かぶ光景や世界は本当にすごいなぁとその世界観に今更ながら驚嘆してしまいました。ピアノの先生という職業は、生徒のレッスン中、レッスンしている曲のイメージを一緒に思い浮かべたり説明したり、「ここはどんな場面だと思う?」と質問をしながら、同時に自分も作品を楽しんでいる事が良くあります(^。^) 「喜びの島」は冒頭、物語が 始まってから場面が次々展開して時間が進み、まるでオペラや映画を見ているような感覚がありますが、表現されている世界を自分がリアルに感じ、映像や色が目の前に浮かんでくるまで突き詰めないと人に伝わる音にならないところが難しい....  ドビュッシーが感じたものを実際に体感する事はできないわけで、四苦八苦して頭で想像してみたり、イメージになる映像を探したり、本を読んだり...... 演奏する側の頭の中にどれだけの引き出しがあるか、感性がどれだけあるかが音に生かされます。

ドビュッシーは眼で見たものからインスピレーションを感じて作品を創ることが多い作曲家ですが、「喜びの島」もヴァトーの絵からインスピレーションを受けて作曲されました。つい絵を見たくなりヴァトーの画集を引っ張り出してパラパラめくると、「シテール島への船出」「シテール島の巡礼」という似た絵が2つあります。アントワーヌ・ヴァトーはフランスのロココ美術の画家で、ドビュッシーが見たのはルーブル美術館所蔵の「シテール島の巡礼」でしょうか? ギリシャ神話の美と愛の女神ヴィーナスが辿り着いた島の風景が描かれています。独身者がその島に行けば伴侶が得られ、恋人たちが行けば幸せになれる、という世界観。宮廷貴族のような服装の恋人達、たくさんのキューピッド、ヴィーナスなど、幸せなカップル達が過ごす一場面が切り取られています。ヴァトーは他にも似たような絵が多く、もしかして病弱だった自身の夢の世界を求めてこんな絵を描いたのかしらん?

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「喜びの島」の冒頭、フルートを思わせる旋律に始まり、揺れ動く波のような音型が現れて場面が広がります。時々波がザブ〜ン!と来たり.... 曲が進むと幸せ感あふれる和音とメロディが5連符に乗っかって登場し、恋人たちのワクワク感を感じます。次に速いパッセージが現れ、背中に羽のついたキューピッドが飛び回っているよう..... 「おぉ!島が見えた!」と思わせる和音と大波が来たり、島に近づいて行く時間の動きが見えたり、帆が風を受けて進み、天からキラキラと金粉が降り注ぎ..... いよいよ島に上陸か?と思わせるG♯音に乗ってドキドキ感が増し、船のスピードが速まり、最後は高揚感が高まって幸せの絶頂へ...... あれ?この世界観、今読んでいる「本好きの下剋上」の女神のシーンや登場人物の感情と似てる?....... ちょうど読み終えたばかりの本のクライマックスと重なってしまいました.... ☆*:.(≧▽≦)。.:*☆ 音楽は自由なので、音を聴きながら本で読んだ一場面がふと出てきたり、映画のワンシーンが見えたりすることもよくあります。ドビュッシーの音楽は色も沢山見えてきますが、この人、もしかして色聴を持っていたのかしらん? 昔、色聴を持っている作曲家が知り合いに一人だけいたけれど、音が色に見える感覚ってどんな感じなのか、話を聞いてみたかったなぁ.... シベリウスの第1番の交響曲の出だしはブルーグレー、3番の交響曲の冒頭は黄緑かな?ぐらいの感覚は私にもありますが、色調を持っている作曲家って、どんな風に見えるのでしょうねぇ。スクリャービンがハ長調が赤に見える、という感覚は同感できないけれど....ハ長調ってやっぱり白じゃない?

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2026年08月28日 11:18

北川村〜モネの庭 マルモッタン

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高知県の北川村「モネの庭」マルモッタンに行ってきました。パリ・ジヴェルニーにあるモネの家の庭を模したものです。数えきれないほどスイレンの絵を描いたモネの庭はどんな感じだったのだろうかと思いつつ、なかなかパリまで飛んで行けないので北川村をまず見ようと思ったのですが、スイレンの絵の風景は再現されていて雰囲気が伝わります。赤や黄色、そして珍しいブルーのスイレンが咲いている時期で、水の中にポコっと浮いている花が印象的でした。土に咲く花と違って水に浮かぶ花は涼しげで、屋外の暑さも少し癒える気がします。こんな庭が家にあったら毎日庭ばかり眺めて描きたくなるだろうなぁ....と思いながら、結構お手入れも大変なのでは?なんて余計な事も考えてしまいます。水と緑が豊かなので、東京では見たこともない大きなトンボに出会いました。体がブルーのトンボと黄金色のつがいのトンボがぶんぶん飛び交い、ちょっと苦労しながらシャッターに収めましたがトンボの種類はわからず....笑。昆虫に詳しい友人に写メを送って聞こうかしらん?

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高知は初めて行ったのですが、NHKの朝ドラの主人公にもなった植物学者・牧野富太郎博士の業績を顕彰する施設「牧野植物園」、高知城、龍河洞(鍾乳洞)、四国のお遍路さんが巡る八十八ヶ所霊場など、見るところ満載でした。牧野植物園は広大で、面白い植物が沢山。袋の中に落ちる虫を栄養にする食中植物を初めて目にしました。日本三大鍾乳洞の1つ「龍河洞」は、かなり長いコースを上に行ったり下に行ったり...... 小柄な私でも通り抜けるのに気をつかう場所もあり、ひょっとして立派な体格の人はお断りするのかなぁ?と思ったり.....( ̄∇ ̄)
偶然通りかかったお遍路さんの霊場第36番札所「青龍寺(しょうりゅうじ)」は風情のある静かなお寺で、年代を感じさせる石段や五重塔も見事、とても印象的なお寺でした。四国の他の霊場も歩いてみたいかも?
最近興味を持ち始めた戦国時代の城の1つ、高知城にも足を伸ばしました。戦国武将の山内一豊が築城したお城ですが、お城に登ると毎度のことながら、昔の人はこんなに急な建物で生活していてさぞ足腰強かったのだなぁと現代人の軟弱さを感じますo(≧▽≦)o ほんの三日間でしたが満喫できる旅となりました。


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2026年08月12日 13:12

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