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2024年5月の記事:ブログ

大河ドラマ「光る君へ」テーマ音楽

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時代劇好きで大河ドラマは良く見ていますが、現在放映中の「光る君へ」も毎週楽しみにしています。このドラマのテーマ音楽は、冬野ユミさんという女性の作曲家の書かれたピアノ協奏曲ですが、聴く度にラフマニノフのピアノ協奏曲が思い起こされてしまいます。毎週「あぁ〜ラフマニノフのピアノ協奏曲みたいだわぁ♪(´ε` )」とほくそ笑んでいます。もちろんラフマニノフの曲とは全く別物なのですが、華やかでドラマティック、繊細でロマンティック性もあり、特に最後のコーダの部分、ピアノが高音部から両手の和音で「ジャカジャカジャカ〜」と一気に降りてきて、オーケストラが「ジャンジャンッ! ジャンジャンッ!」と終わる部分など、ラフマニノフの匂いがします。テーマ音楽の楽譜を見たことはありませんが、ピアノ譜はとても難しそう〜( ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

今週5月26日(日)の放送の後半、主人公のまひろと藤原道長のラブシーンで使われた音楽は特に、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番の第2楽章のように聴こえました(*´◒`*)その部分を聴いて、あぁ〜やはりこれはラフマニノフを意識して書かれているに違いない....と確信してしまいました。最近のNHKは以前よりも大胆になってきて、大河ドラマ史上、非常に珍しいキスシーンo(≧▽≦)o でしたが、そういう場面の音楽は大事ですよね.....(笑)

今回の「光る君へ」は平安時代の設定なので衣装も雅で美しく、ヒロインの紫式部(まひろ)と藤原道長との関係も濃厚に描かれてロマンティックな場面も多いので、女性に人気のようです。戦国時代の武将のような勇猛果敢さや合戦シーンこそありませんが、朝廷内での政権争いの様や、歴史には付きもののブラックな部分もわかりやすく描かれており、歴史ドラマならではの内容の濃さを堪能しています。しかしあの十二単、一体何キロあるのでしょう?あれを毎日着て生活していたなんて、歩くだけで重労働のような..... お手洗いは一体どうするのかしらん(・・?)

このドラマに感化され、登場人物の一人、清少納言の枕草子をちょこちょこ読んでいますが、パッと開けたページをちょっと読んでも面白く、楽しい読み物です。もっとも現代語訳と一緒に読まないとわかりかねますが......(>人<;)
枕草子:第六十四段「草の花はススキが一番」で、「夕顔は花の形も朝顔に似て、朝顔、夕顔と続けていうようなしゃれた花の姿なのに、あの実と言ったらもう、ぶち壊しだ。なんであんなに不恰好に育ち過ぎてしまったのだろう」とあったので夕顔の実の写真を調べてみたら、吹き出してしまいました(笑)確かにねぇ..... 白く優雅な夕顔の花とは雰囲気が相反する感じで....(^。^) ドラマも後半にさしかかる頃なので、紫式部が源氏物語を書き始めるシーンが楽しみです。そろそろ「あさきゆめみし」を引っ張り出して読み直そうかしらん?

         源氏物語コミック「あさきゆめみし」 IMG_5806_コピー


            
                 
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2024年05月30日 12:12

遠藤周作「深い河」

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家の本の整理をしていたら、ふと遠藤周作の小説「深い河」が目に留まり読んでみました。はるか以前に遠藤周作さんの本を数冊読みましたが、時を経てまた読むと違った印象に感じます。数人の登場人物の生き様や生き方が描かれ、それぞれの人生の意味や苦悩を見せられながら、読者にじんわりと問いかけてくる感がありました。登場人物たちがインドへ旅し、ガンジス河にたどり着くのですが、文化や宗教や価値観の違い、貧富の差など、平穏な生活とは異なる世界が描かれ、この世の理不尽さや生きる意味を突きつけられるズシンと重みのある小説でした。久しぶりに重量級の小説を読んだので、色々と考えさせられてしまいます(( _ _ )) インドへは行ったことがありませんが、ガンジス河の光景を現実に目の当たりにしたらどう感じるのだろう?と自問自答してしまいます...d( ̄  ̄)

遠藤周作さんの小説でもう一つ、強烈な記憶が残る作品が「沈黙」でした。これも若い頃に読んだものですが、作曲家の松村禎三さんがオペラ化し、その初演を観に行った時のことが鮮明に蘇ります。「沈黙」は、キリスト教の弾圧を通して神の存在意義が問われるような非常に重い内容で、読んだ当時、胸が苦しくなるように感じた小説でした。その小説を元に、松村禎三さんが長い年月をかけて練りに練って作曲されたオペラ「沈黙」も、小説の内容をよりリアルに音楽で感じさせられる作品でした。初演の後、舞台に集中しすぎたのか、若かりし身のひ弱だったせいか、とても疲れて帰宅したのを覚えています。

オペラ「沈黙」は、その後も何度か上演されているようですが、時間が経った今、もう一度観たらどう感じるのだろう?と、ふと観たくなりました。

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2024年05月15日 23:35

二条城と廬山寺

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京都の二条城を一度見ておこうと思い、雪舟伝説展の帰りに立ち寄りました。一番有名な観光地の一つで、京都に幾度も足を運んでいるのにもかかわらず、中学の修学旅行以来でした。大人になってから訪れると、その凄さがわかりますΣ('◉⌓◉’)  広大な敷地もさることながら、内装の襖絵、天井、部屋の仕切り板の彫り物に至るまで、細部に豪華絢爛な装飾が施され、改めて徳川家康の絶大な力の大きさに驚かされました。何度も繰り返し全話見ている大河ドラマ「葵〜徳川三代〜」の世界が目の前に現れ、ドラマのシーンが沢山思い起こされます。地方から来た武士達が袴を着け、控えの間で面会の待ち時間をこんな部屋で過ごしていたら、さぞ肝をつぶしただろうと古き時代に想いを馳せるのは楽しいものです。将軍が面会の武士に謁見する一段高い御座所、将軍のプライベートな寝室など、TPOに合った部屋の作りが印象的でした。御座所では、天井まで面会する武士との格の差を感じさせるような作りになっており、なるほどね〜という感じです。ただ、広いこと広いこと......!!ちょっと方向音痴のケがある私には到底覚えられなさそうな部屋の数々、迷路のようでした( ̄^ ̄)ゞ

もう一つ、紫式部の生家だったという廬山寺にも足を運んでみました。廬山寺は小さなお寺ですが、今放送中の大河ドラマ「光る君へ」で脚光を浴びています。紫式部が育ち、生活した跡地で、静かで素朴なお寺でした。源氏庭と呼ばれる庭が、ちょっと腰掛けて静かに時を過ごすのにちょうど良い大きさです。6月頃から桔梗が咲きほこるとのことで、桔梗で一杯になる庭を見れなかったのが残念でした(T ^ T) 桔梗やリンドウ、藤など、うすい紫やブルー系の色に心惹かれることが多く、清楚で凛とした桔梗の花が咲く庭にまた訪れてみたいです。

   廬山寺「源氏庭」IMG_5746_コピー

       


                          


            
                 
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2024年05月09日 23:10

雪舟伝説展

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京都の国立博物館で開催されている「雪舟伝説展」を見に行ってきました。雪舟の絵は、以前から一度しっかり見てみたいと思いつつも機会がなく、ようやくお目にかかれましたが、一目見たら忘れられない強烈なインパクトを受け、衝撃的でした。非常に見応えのある美術展で、京都まで行って良かった)^o^( 〜。この美術展は巡回がなく京都でしか見られないのでした。雪舟はなんと6点もの絵が国宝に指定されている日本画家の祖とも言える画家ですが、その国宝全てがこの展覧会に集結しており、生の絵からしか感じ取れない凄み、強靭な世界を満喫できる秀逸展でした。後の日本画家たちがこぞって模写したのが頷ける水墨画は、墨だけでこれほど強い絵が描けるものなのか......と、絵を前にしても驚くばかりです。

以前、京都の智積院で、田淵俊夫画伯の描いたなんとも美しい水墨画に感動したことがありました。桜を描いた田淵画伯の水墨画は、墨なのにほんのり桜色を感じる本当に美しいもので、もう一度見に行きたいと思いますが、雪洲の水墨画はそれとは全く逆の強烈さ、アクの強さがあります。特に国宝の「天橋立図」「四季花鳥図屏風」では釘付けになり、見たままではなく画像を組み合わせ構成する独特の世界観に惹き込まれました。また、中国の画家の画風を真似て描いた連作は、全く異なる画風なのに雪舟の絵になっており、僕はどうにでも描けるんだよ....と言わんばかりの感性の柔軟さに驚きました。この展覧会は、雪舟だけでなく、狩野探幽、曾我蕭白、長谷川等伯など、雪舟を尊敬して学んだ画家達の水墨画も数多く展示され、このレベルの展覧会には、なかなかお目にかかれないだろうと感じます。家の本棚は埋まっているのに、ついまた雪舟展の画集を買ってしまいましたΣ(-᷅_-᷄๑)

雪舟は「画聖」と呼ばれて尊敬されましたが、音楽にも「音楽の父」や「楽聖」と呼ばれる作曲家が存在し、芸術の世界は似ているなぁと感じます。「音楽の父」はJ.S.バッハ、「楽聖」と呼ばれるのはベートーヴェンですが、シューベルト、シューマン、ブラームス、ブラームスなど、多くの作曲家が研究し、学びました。ただ、音楽でも美術でも、「祖」となる芸術家は何もないところから独りで生み出した訳で、一体どれほどのエネルギーの強さや想像力の豊かさを持っていたのだろうか.....?と驚嘆するばかりです。

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2024年05月05日 13:05

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