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小説「1Q84]

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自宅の本棚を整理していて、さてこの本はどうしよう、本棚に全部入りきらないし、電子本も出ているし....._:(´ཀ`):と悩ましい選択を迫られる中、以前買った話題の本を見つけました。村上春樹さんの「1Q84」です。この本は発売当初、話題になったのを記憶しています。冒頭にヤナーチェク作曲の「シンフォニエッタ」という音楽がある場面で出てきますが、音楽関係の友人と「ヤナーチェクのシンフォニエッタって知ってる?」という会話が飛び交いました。村上春樹さんは音楽に相当お詳しいのでしょう。小説の節々に音楽の専門的要素が出てきます。この本をふと手にし、買ったのに読んでいなかったなぁと気になって読み始めたら、独特の世界に引き摺り込まれてしまいました。紙の本で1巻の前篇しか持っていなかった為、文庫本6冊分の合本版の電子本を購入してiPadで読み進めたらなんと長いこと!ようやく読破しました╰(*´︶`*)╯ 電子本は以前は少し抵抗があったのですが、両手が空いて腕組みしながらでも読める上、どこに持ち運ぶにも重くない、文字の大きさも調整でき、こちらの方が楽だわぁ....(^◇^;)となりつつあります。

「1Q84」、個人的には好きなタイプの小説ではなく、人に勧められるか?と言われても難しいものがありますが、読み始めたら止まらなくなり、また構成力の巧みさに圧倒される作品でした。小説は作家の頭の中で起こる想像の物語ですが、こんな世界が世の中に実はあったりして?.......とリアル感さえ感じます。

読書後、人と人の縁、というものを考えさせられました。一口に縁といっても様々ですが、人生の中でその人の一生を左右する出会い、というものが時にあります。今は音信不通でも、その人に出会わなかったら今の自分は無かっただろう、と影響を受けた人。そういう出会いは、心の奥底にズシンと一生棲みつくものです。既に亡くなった過去の芸術家から多大な影響を受けることもしばしばです。人との出会いは、神様がどのようにして引き合わせているのかわかりませんが、会うべくして会うこともあるのでしょう。

京都のあるお寺の高名なお坊様の言葉に「座っていても世界が見える人がいる。世界中飛びまわっていても自分さえ見えない人がいる」となかなか痛烈な言葉があります。世界が見えるところまでは無理としても、人の本質や物事がよく見える人間になりたいものです。読書は、その世界にどっぷり浸って想像力を広げたり、ゆっくりものを考える時間でもありますが、そこから何を読み取るか?、物事の本質を見極める訓練をしているような面もありますね.....

最近、読書時間にお気に入りの飲み物があります。「カフェロワイヤル」( ^ω^ )。 アルコール分微量のカクテルです。コーヒーを入れたカップに、ロワイヤル用のスプーンを置き、スプーンの中にブラウンシュガーとブランデーを入れて火をつけます。ブランデーがフランベされて青い小さな炎となり、シュガーが溶け出します。ほんのり甘く、酔うようなアルコール度数でもなく、雰囲気もあって良い感じ。シュガー無しのブランデーだけでも美味しく飲めます。夜、照明を落とすと青い炎が良く見えておすすめです♪(´ε` )
                     


            
                 
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2024年10月03日 23:10

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