小説「1Q84]
「1Q84」、個人的には好きなタイプの小説ではなく、人に勧められるか?と言われても難しいものがありますが、読み始めたら止まらなくなり、また構成力の巧みさに圧倒される作品でした。小説は作家の頭の中で起こる想像の物語ですが、こんな世界が世の中に実はあったりして?.......とリアル感さえ感じます。
読書後、人と人の縁、というものを考えさせられました。一口に縁といっても様々ですが、人生の中でその人の一生を左右する出会い、というものが時にあります。今は音信不通でも、その人に出会わなかったら今の自分は無かっただろう、と影響を受けた人。そういう出会いは、心の奥底にズシンと一生棲みつくものです。既に亡くなった過去の芸術家から多大な影響を受けることもしばしばです。人との出会いは、神様がどのようにして引き合わせているのかわかりませんが、会うべくして会うこともあるのでしょう。
京都のあるお寺の高名なお坊様の言葉に「座っていても世界が見える人がいる。世界中飛びまわっていても自分さえ見えない人がいる」となかなか痛烈な言葉があります。世界が見えるところまでは無理としても、人の本質や物事がよく見える人間になりたいものです。読書は、その世界にどっぷり浸って想像力を広げたり、ゆっくりものを考える時間でもありますが、そこから何を読み取るか?、物事の本質を見極める訓練をしているような面もありますね.....
最近、読書時間にお気に入りの飲み物があります。「カフェロワイヤル」( ^ω^ )。 アルコール分微量のカクテルです。コーヒーを入れたカップに、ロワイヤル用のスプーンを置き、スプーンの中にブラウンシュガーとブランデーを入れて火をつけます。ブランデーがフランベされて青い小さな炎となり、シュガーが溶け出します。ほんのり甘く、酔うようなアルコール度数でもなく、雰囲気もあって良い感じ。シュガー無しのブランデーだけでも美味しく飲めます。夜、照明を落とすと青い炎が良く見えておすすめです♪(´ε` )
2024年10月03日 23:10