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川合玉堂「行く春」

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以前からどうしても一度見たかった絵にようやく会うことができました♪( ´▽`) 国立近代美術館所蔵、川合玉堂の「行く春」という屏風絵です。川合玉堂画伯は大好きな日本画家で、素朴な温かみや、どこか懐かしさのある日本の風景を多く描いています。個人的な趣味としては、自分が絵の世界に入り込んで想像を広げたり、絵の奥に物語や人の生活が垣間見えたりと、こちらが中に入れるような絵が一番好きですが、川合画伯の絵はそんな絵が多いです。他の作品は色々見てきましたが、この「行く春」に会う機会がなく、至福の時間を過ごしました。

近代美術館の所蔵作品展「MOMATコレクション」は、人気画家の企画展と違って人も少なく、広い空間で絵を独り占めでき、向かいの椅子に腰掛けてじぃ〜っと絵に見入ることができます。写真撮影も可能です。この絵が飾られた展示室に入った瞬間、絵の豊かな情景にうるうるし、心がほどけて絵の中に入り込んでしまうような臨場感がありました。ザワザワと波立つ流水、桜の花びらが風に吹かれて舞うさま、3隻の船と水車、本来ごつごつとした質感なのに白緑色や薄い浅葱色で描かれた岩が柔らかくも見えます。落ちた花びらは岩の狭間で揺れ動き、まるで天上の世界なのか......?とも思えますが、一人、手仕事をしている人がいるので現世の風景なのでしょう。

この絵をじっくり楽しんだ後にエレベーターで降りると、ちょうどガイドの方が絵を解説を始める現場に居合わせました。50分間無料で展示の中から3点、ガイドの方が解説しながら来場者たちの感想や意見も交えるもので、初めての体験でしたがとても面白かったです。「行く春」を正面ではなく左右から歩いて横から見る、という見方を教わり実行してみたらびっくり!!3隻の船が立体的に前面に出て来るような錯覚が.....  次に左端から歩いてみると、岩と桜の存在感が際立ち、波立つ水が遠くの方に見えます。正面からでは見えない感覚でした。六曲一双(6面✖️2隻)という計12面の立体的な屏風絵にした効果を川合画伯は計算していたのでしょうね.....   す・ご・い❤️

他にもパウル・クレーの「花ひらく木をめぐる抽象」、岸田劉生の「麗子像」や「道路と土手と塀」など、好きな絵に幾つも出会えました。そうそう、絵ではなく「眺めの良い部屋」という、道を挟んで皇居の堀や緑が見える窓の大きなリラックスできる部屋もあり、久しぶりに行った近代美術館を堪能しました。「行く春」の題材になった長瀞には、春になったら絶対行かねば......( ^ω^ )

右斜めからの「行く春」IMG_5613_コピー










                     


            
                 
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2024年02月08日 12:08

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