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室内オペラ「人魚姫」の公演

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11月18日(土)に国際基督教大学内のホールで行われた室内オペラ「人魚姫」の公演に行ってきました。友人の作曲家、笠松泰洋さんが作曲した作品で、2011年に初演されたものです。今回はウクライナの歌手による英語版での公演でした。以前に録音を聴いたことはありましたが、生で聴いたのは今回が初めてです。舞台音楽を多く手がけている笠松さんの作品は色々と観ていますが、このオペラは代表作と言えるもので、とても素敵な作品です。音楽の編成は、歌がソプラノとバリトンの2人、楽器がハープと弦楽四重奏、それに1人のダンサーが加わるものになっています。

美しい音楽とウクライナの2人の歌手の思いの籠った熱演に、観客は惹き込まれ、会場もとても盛り上がりました。笠松さんの美しいメロディは、一度聴いたら忘れられない耳に残るもので、潤いがあります。お話は、アンデルセンの人魚姫の有名な話のストーリーなのですが、浄化的に終わらない人間的な最後の場面が面白いところです。

私はハープという楽器は詳しくないのですが、ハープがこんなに活躍する曲は聴いたことがなく、ハープという楽器の魅力と美しさにも目を見張ってしまいました。勿論、演奏者が素晴らしいのですが.....歌と弦楽器とハープという編成の音楽は珍しいですが、海の情景が美しく描かれ、ハープが大変効果的でした。できればもう一度、日本語版の生演奏を聴いてみたいです。

この室内オペラ「人魚姫」の英語版の初演は2019年にウィーンで行われ、その初演で人魚姫役を務めたウクライナ出身のナタリア・ステパニヤクさんというソプラノ歌手が、母国ウクライナで再演しようとして、一度はコロナで不可能になり、その次はロシアとの情勢で不可能になったそうです。軍事侵攻の戦時下にあるリヴィウで上演を目指していると聞いた日本の関係者が、支援したいと応えて日本での再演が実現したとのことでした。

戦時下という状況の中、音楽が心の支えになって活動している音楽家の思いが伝わる公演を聴いて、帰り道、北風の寒い日だったにも関わらず、心温まるものがありました。





                          


            
                 
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2023年11月20日 11:05

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